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医療・介護

肩関節に“触れる”という技術:評価・治療に直結する触診のすすめ

肩関節周囲炎の臨床では、患者の主訴が「肩が痛い」「挙がらない」「夜間に疼く」といった共通の表現であっても、その背景に潜む組織障害や動作障害は実に多様です。そのような症例に対して、目の前の身体をどう理解し、どう対応していくかは、我々理学療法士の“触れる技術”にかかっています。
特に肩関節という部位は、骨、筋、靱帯、神経、血管など、複数の組織が立体的かつ動的に連動しており、どの構造がどの症状に関わっているのかを正確に判断するには、視診や問診だけでは不十分です。
そうした臨床での判断力を支えるのが「触診」という技術です。
触診は、単に患部に手を当てる行為ではありません。それは、身体を構造的・機能的に読み解くための手段であり、評価・治療を貫く思考の軸でもあります。今回の第2回セミナーでは、肩関節周囲炎の評価・治療に必要な「骨・筋・腱・神経」の触診スキルを中心に、臨床に生きる“触れる技術”の磨き方について学びを深めていきます。

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