・外来診療を行う整形外科クリニックでは、急性外傷や首の痛みや肩こり、腰痛など医師の診断上、手術を必要としない痛みや症状に対して受診される割合が高い傾向にあります。
・一般的な運動器リハビリテーションは病理解剖学に基づいて提供されますが、画像所見で認められる構造的な問題は無症状の人にも認められることが数多くの研究で明らかにされています。
・そのため、必ずしも画像所見が痛みや症状を引き起こす原因とは限らず、医師の診断に従って理学療法士が画像所見と身体所見が一致しているかどうかを確認した上で運動器リハビリテーションを提供していく必要があります。
・今回は姿勢と動作の評価からつなげて段階的なアプローチを行う重要性についてお話しし、外来整形外科に求められる運動器リハビリテーションの考え方についてお話していきたいと思います。
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この記事の執筆者
フィジオプラス
理学療法士
澤渡知宏（さわたり・ともひろ）／理学療法士。コンディショニングジムでのトレーナー経験を経て現在、都内にある整形外科クリニックで勤務。「姿勢と動作」に着目し、一般の方を中心に治療から予防まで一貫したサービスを提供している。2024年トレーナー・セラピスト向けのオンラインプログラムサービスPhysioplusの事業提供開始。