【不安解消】ブランクありの理学療法士が復職するためのポイントを解説!

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「理学療法士が復職するためのポイントは何?」「ブランクが長くて不安だけど大丈夫?」とお悩みではありませんか。
怪我や病気、育児や介護などでやむを得ず離職する場合はあります。しかし、状況が落ち着いて復職したくても、しっかり働けるのか不安に思うこともあるでしょう。
本記事では、理学療法士が復職可能な理由や、よくある3つの不安と対処法、復職先選びのポイント5つを解説します。
記事を読めば、復職への不安がなくなり、自分に合った職場を選べるようになるでしょう。ぜひ、参考にしてみてください。

【結論】理学療法士はブランクがあっても復職可能

【結論】理学療法士はブランクがあっても復職可能

理学療法士は事務職や営業職などの一般的な職種とは異なり、資格を武器に働く専門職です。

そのため、ブランクがあっても比較的復職しやすい職種だと言えます。

 

人生には様々なライフイベントが起こるため、離職と復職を繰り返す人もいるでしょう。

 

「怪我や病気で一旦離職したが、回復したため復職する」

「育児に専念するために離職したが、生活が落ち着いたため復職する」

 

上記のような例は、多くの職場で見られます。

仮にブランクが長くても、復職に問題はありません。

また、経験者を求める職場が多いことも事実。

 

復職を目指す方は、過度に不安になる必要はないでしょう。

 

 

ブランクがあっても復職可能な理由

ブランクがあっても復職可能な理由

「ブランクが長いけど本当に復職できるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。

そこで理学療法士が復職しやすい理由を2つ紹介します。

  • 理学療法士は復職制度が手厚い
  • ブランクありの復職は勤務先にもメリットあり

 

それぞれの理由を詳しくみていきましょう。

  

理学療法士は復職制度が手厚い

理学療法士が復職しやすい理由は、復職制度が手厚いためです。

いくつかの理学療法士協会(県士会)では、復職を目指す理学療法士へのサポートを実施しています。

 

例えば、神奈川県理学療法士会の「復職相談事業」や、熊本県理学療法士協会の結婚・出産・育児・介護などを理由に離職した方向けの復職支援です。

 

復職支援制度を利用すれば「以前のスキルを活かせるか心配」「最新の医療・介護制度に対応できる自信がない」などの不安が軽くなるでしょう。

(参考:公益社団法人神奈川県理学療法士会

(参考:公益社団法人熊本県理学療法士協会

 

ブランクありの復職は勤務先にもメリットあり

ブランクのある理学療法士を雇うことは、勤務先にもメリットがあります。

復職者の助成制度である、トライアル雇用助成金が活用できるためです。

 

トライアル雇用とは、雇用主と労働者が3か月間の期限付きで雇用できる制度です。

契約期間満了後に、雇用主と労働者の双方が合意すれば、正式雇用への移行も可能。

 

トライアル期間の助成金の支給額は対象者1人あたり月額最大4万円×3か月です。

雇用主側は、助成金を給料の補填に当てたり、トライアル期間に復職者の適性を判断したりできるメリットがあります。

 

離職している期間が1年を超える方を対象としており、ブランクの長い復職希望者にはありがたい制度です。

(参考:厚生労働省トライアル雇用助成金

 

 

ブランク明けの理学療法士の復職に多い3つの不安と対処法

ブランク明けの理学療法士の復職に多い3つの不安と対処法

復職に不安を抱く方は多いでしょう。

特にブランクが長いと「専門職としての働きができるのか」「仕事と家庭のバランスを保てるか」と思うのは無理もありません。

 

以下に復職に多い3つの不安と、それぞれの対処法を紹介します。

  • 専門職として仕事できるか不安
  • 家庭と仕事の両立が不安
  • 体力的に不安

ぜひ、不安なく復職するための参考にしてみてください。

 

専門職として仕事できるか不安

理学療法士は様々な疾患への知識に加え、最新の医療制度を知る必要があります。

復職にあたって「患者さんとのコミュニケーションは適切に取れるだろうか」「他職種との連携ができるか」などの不安を抱くことも多いでしょう。

 

しかし、心配はいりません。

医療保険や介護保険制度の改正は数年ごとに行われますが、業務に必要な内容は職場から伝達されることがほとんど。

 

クリニカルパスやエビデンスの情報収集も必要ですが、業務を行いながら覚えていけばよいでしょう。

 

また、ブランクがあっても、解剖学・運動学・生理学などの基礎知識は変わりません。

過度に身構えずに、働きながら以前の感覚を取り戻していけばよいのです。

 

家庭と仕事の両立が不安

復職希望者のなかには、家庭と仕事のバランスがとれるか不安に思う方も多いでしょう。

特に、結婚や出産・育児、介護を理由に離職した方はなおさらです。

 

家庭と仕事の両立が心配な方は、フルタイム勤務ではなくパートや派遣社員という形で復職するのもよいでしょう。

 

また「育児や介護に理解のある職場を探す」「1人職場を選ばない」などの工夫も大切です。

 

ワークライフバランスという言葉が浸透した今、希望通りの働き方ができる職場も増えているため、安心して復職先を探してみましょう。

 

体力的に不安

患者さんの移乗やトイレ動作の介助の大変さは、多くの理学療法士が感じることでしょう。

ブランクが長ければ、体力が持つか不安を抱くのは当然です。

 

理学療法士は知識や経験と同様に、体力も重要になります。

 

体力的に不安のある場合の対処としては「自立度の高い患者さんが多い職場」「介助量の多い患者さんに配慮のある職場」などを候補にするとよいでしょう。

 

また、可能であれば求職活動中に散歩やストレッチなどで体力を向上させておくのもおすすめです。

 

 

ブランクのある理学療法士でも安心!復職先選びのポイント5選

ブランクのある理学療法士でも安心!復職先選びのポイント5選

ブランクがあり復職に不安を感じる方は、復職先の選び方を工夫しましょう。

ぜひ、以下5つのポイントを参考にしてみてください。

  • 非常勤・時短勤務から始める
  • 働く領域を選ぶ
  • 得意分野を活かす
  • セラピストが複数人いる職場を選ぶ
  • 1人あたりの担当患者数

 

非常勤・時短勤務から始める

長い離職期間を経て、フルタイムで勤務するのは肉体的・精神的に負担が大きいです。

そのような場合は、非常勤や時短勤務が可能な復職先を選びましょう。

 

例えば、週3〜4日の出勤、勤務時間は10時〜15時から働ける職場なら、無理なく復職できます。

 

家庭と仕事の両立がしやすく、働きやすい職場か判断するには、非常勤や時短勤務でも十分可能です。

 

業務に慣れて、余裕ができたらフルタイムに移行するのもよいでしょう。

 

働く領域を選ぶ

理学療法士は職場によって対象者が異なるため、求められるスキルや仕事量も変わります。

そこでブランクの長い復職希望者は、働きやすい領域を選ぶことが大事です。

 

例えば、急性期病院は患者さんの入れ替わりが激しく、疾患への幅広い知識やリスク管理の方法などを理解しなければなりません。

一方で、高齢者施設では比較的病状の安定した利用者が多く、ゆったりとリハビリを行える環境です。

 

ただし、高齢者施設の場合、介助量の多い利用者を担当するケースがあるため、体力に不安のある方はおすすめしません。

通所リハビリの事業所なら、介助量の少ない方が多いため、働きやすいでしょう。

 

得意分野を活かす

得意分野を活かせる復職先選びも重要です。

例えば、離職前は骨折後の患者さんの担当が多かった方は、整形外科を主とした病院を選んでください。

 

また、肺炎や慢性閉塞性肺疾患など呼吸器疾患の患者さんの経験がある方は、内科系のリハビリを行う復職先を選ぶとよいでしょう。

 

得意分野を活かせば、復職後も患者さんに合ったリハビリを提供しやすくなります。

 

セラピストが複数人いる職場を選ぶ

復職先のセラピストの人数も選ぶときのポイントです。

セラピストの在籍数は、最低でも5人以上を目安にするとよいでしょう。

 

セラピストが多く在籍する職場なら、体調不良や子どもの用事で急な休みが必要でも、フォローできます。

新規オープンの1人職場は避けてください。

 

なお、セラピストの数とは理学療法士と作業療法士を合わせた数です。

 

作業療法士はADLを向上させる目的において、理学療法のプログラムと一部重なるためフォローしやすいでしょう。

一方、言語聴覚士は、言語と嚥下を担当するため、理学療法士の代役には向きません。

 

復職先には、理学療法士と作業療法士を合わせた数を確認してみてください。

 

1人あたりの担当患者数

セラピスト1人あたりの担当患者数が多い職場は、選ばないようにしましょう。

理由は患者数が増えるほど、1人の患者さんにかけられる時間が減り、余裕のある仕事がしにくくなるためです。

 

例として、1日18単位を取る想定で考えてみましょう。

 

1日の担当患者数が6人なら、1人の患者さんに3単位実施できます。

一方、担当患者数が9人の場合は2単位ずつ、18人なら1単位ずつです。

 

合計単位数は同じ18単位ですが、人数が増えるほど情報収集、カルテ記載、計画書やサマリーなどの書類作成の時間が増えます。

 

なにより、1人の患者さんにかけられる時間が減るため、短い時間で結果を出す経験や知識が求められるでしょう。

ブランクのある方は、仕事量に慣れるまでストレスになるかもしれません。

 

復職先に1日の担当患者数を確認しておくと、おおよその仕事量が把握できます。

また、復職者に対して仕事量を調整してくれる職場であるかも、大事なポイントです。

 

 

理学療法士の復職におすすめな職場3選

理学療法士の復職におすすめな職場3選

復職への不安と対処法がわかっても、具体的にどのような職場がよいのか悩むこともあるでしょう。

そこで復職に不安がある方でも、おすすめな職場を紹介します。

以下の3つを参考にしてみてください。

  • 整形外科クリニック
  • 回復期リハビリテーション病院
  • 訪問リハビリテーション事業所 

 

整形外科クリニック

整形外科クリニックは、介助量の少ない患者さんが多いため、体力面に不安のある方でも復職しやすいでしょう。

 

また、整形外科疾患は筋骨格系の解剖学や運動学など基礎知識を活かしてリハビリを行います。

国家試験で基礎は身につけているため、知識面に不安を抱く復職者にもおすすめです。

 

さらに復職から数年たち、転職を希望する際にもメリットがあります。

 

整形外科では理学療法全般に必要な基礎知識を深められるため、他の領域に転職する際にも無駄になりません。

 

回復期リハビリテーション病院

回復期リハビリテーション病院もおすすめです。

理由はセラピストの在籍数が多く、フォロー体制が整っているため。

 

充実したリハビリを提供するためには、多くのセラピストを必要とします。

セラピストが多いことは患者さんだけでなく、働く側にとってもメリットが大きいです。

 

育児をしながら働くママセラピストも多いため、休みの融通が効きやすい特徴もあります。

 

また、1日に担当する患者数は6〜8人程度の職場が多く、時間をかけてリハビリを行いたい方にもおすすめです。

 

訪問リハビリテーション事業所

訪問リハビリテーションは、中途採用者や、子育て中のセラピストが多く在籍する職場です。

給料が高めで、土日祝日休みが多いため人気があります。

 

また、短時間勤務や曜日指定勤務など希望に合わせた調整がしやすいため、ブランクのある復職者にもおすすめです。

 

とはいえ「訪問リハは経験がないから不安」という方もいるでしょう。

多くの事業所では、入職数か月間は先輩セラピストが同行して指導します。

訪問リハビリ未経験でも、サポートが十分な職場を選べば安心です。

 

また、一部歩合制を導入する職場もあるため「復職して慣れたら収入を増やしたい」という方にも向いています。

 

復職先選びには、何を重要視するかもポイントです。

「働きやすさ」「給料」「やりがい」「休日」など求める条件は、人によって違います。

希望する条件に優先順位をつけておくと、職場が選びやすいでしょう。

 

 

まとめ:復職して理学療法士として働くやりがいを実感しよう

まとめ:復職して理学療法士として働くやりがいを実感しよう

理学療法士が復職する際の不安や対処法、復職先選びのポイントを解説しました。

 

ブランクが長いほど、復職への不安が大きくなります。

しかし、本記事で不安になる原因を把握し、対処法を知ったあなたなら大丈夫です。

 

現在感じる不安は、復職して仕事の勘を取り戻せば解消されます。

それ以上に理学療法士として働くやりがいを感じられるでしょう。

 

ぜひ本記事を参考に、自分に合った復職先を見つけてみてください。

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