【2022最新】認知症ケア専門士とは?メリット・デメリットや受験方法について解説

お気に入り数 0
XPERT XPERT 管理者

「認知症ケアをどのようにしたらいいか分からない」
「認知症に関して学びたいけど何を学んだらいいのだろう」
少子高齢化に伴い認知症の罹患者数も増加している昨今、介護や医療の現場で認知症ケアに関する悩みを抱える職員も多いでしょう。
そこで今回は、認知症のプロである認定資格「認知症ケア専門士」の役割や活躍の場について解説していきます。
また、資格を取得することのメリット・デメリットや受験情報についても紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

認知症ケア専門士とは

認知症ケア専門士とは

認知症ケア専門士とは、一般社団法人認知症ケア学会が認定する5年ごとの更新制の民間資格です。認知症に関するさまざまな知識を習得することで、認知症のプロとして介護や医療の現場で活躍することを目的としています。

認知症ケア専門士の受験資格は、認知症ケアに関わる職場で3年以上勤務経験が必要になります。詳しい受験内容などについては後述するので、ぜひご覧ください。

また、一般社団法人認知症ケア学会が認定する資格で、以下の2つもあります。

  • 認知症ケア上級専門士
  • 認知症ケア准専門士

それぞれの資格では、目的や受験資格が異なるため、次章で簡単な違いについて確認しておきましょう。

  

認知症ケア上級専門士

認知症ケア上級専門士は、2009年度から認定されている資格です。

病院や介護老人保健施設などで認知症ケアチームのリーダーおよび地域のアドバイザーとして科学的根拠を持って積極的に活躍できることを目標として生涯学習を行う資格になります。

受験資格には、認知症ケア専門士として3年間の経験があることなどがあります。詳しい受験条件については、公式サイトをご覧になってみてください。

  

認知症ケア准専門士

認知症ケア准専門士は、認知症に対する知識や認識を多くの方に持ってもらうことを目的に設立された資格です。

受験資格には「認知症ケアの実務経験がないこと」など、これから医療や福祉の現場での活躍を目指す方を対象にした資格とも言えるでしょう。

詳しい受験条件については、公式サイトをご覧になってみてください。

  

認知症ケア専門士が活躍できる職場

認知症ケア専門士が活躍できる職場

認知症ケア専門士として活躍できる職場には以下の施設があります。

  • 介護老人保健施設
  • 特別養護老人ホーム
  • 介護療養型医療施設
  • グループホーム
  • 有料老人ホーム
  • 病院 など

上記の職場は、認知症ケア専門士の資格の有無に関わらず介護職員として勤務可能ですが、就職活動の際に優遇されやすい特徴があります。

また、既にこれらの介護・医療の現場で勤務している場合には、より高度な認知症ケアが実施できたり、施設内研修を開催したりと職場内での活躍の幅が広がります。

  

認知症ケア専門士のメリット

認知症ケア専門士のメリット

認知症ケア専門士を取得した際には、どのようなメリットがあるのか確認していきましょう。資格取得は、大きく3つのメリットが挙げられます。

  • 就職や転職に有利
  • 給料アップが期待できる
  • 根拠のある認知症ケアが実施できる

  

就職や転職に有利

一つ目は、前述したように就職や転職の際に有利になる点です。介護・医療の現場は、常に人手不足が問題視されています。しかし、そんな中でも給与や福利厚生が良い施設などへの就職や転職は難しい場合も多いでしょう。

その際に、認知症ケア専門士の資格を有していることで、「私は認知症に対して専門的なケアが行えます」「認知症に関する内部研修を行い施設職員のスキルアップに貢献できます」など、就職先にとってのメリットを提示できるのです。

自分だけではなく、相手にとってのメリットを具体的に提示できることは、就職や転職の際の強みとなるでしょう。

  

給料アップが期待できる

二つ目は、給料アップが期待できる点です。認知症ケア専門士は、2022年現在、ケアマネージャーなどのように資格を有しているだけで資格手当が支給されるわけではありません。

しかし、資格を有していることで職場側にとってのメリットが大きくなったり、実績が認められたりすることで給料アップの可能性もあります。

  

根拠のある認知症ケアが実施できる

三つ目は、根拠のある認知症ケアが実施できるようになる点です。介護・医療の現場で働く方の多くは認知症を呈する方との関わりに悩んだ経験があるでしょう。

認知症ケア専門士の資格を有する過程では、化学的に効果のある認知症ケアについて学ぶため、悩み解決の一助となるはずです。

また、認知症ケア専門士の資格は、生涯学習を目的としているため、常に最新の知見を習得でき、学んだ知識を内部研修として伝達講習することで、職場全体で効果的な認知症ケアに取り組めるようになるのです。

  

認知症ケア専門士のデメリット

認知症ケア専門士のデメリット

魅力的なメリットがある認知症ケア専門士ですが、唯一のデメリットも存在しています。それは、「介護報酬の加算対象ではない」点です。

認知症に関する加算には、以下が挙げられます。

  • 認知症加算
  • 認知症ケア加算
  • 認知症専門ケア加算

しかし、いずれの加算では認知症介護指導者研修などが算定要件となっており、認知症ケア専門士は算定要件には含まれていないのです。

そのため、認知症ケア専門士の資格取得をキッカケに認知症介護指導者研修などへのステップアップを図ることがおすすめと言えます。

現在、認知症ケア専門士は介護保険の算定要件には含まれていませんが、資格の知名度は高く重宝されるため、取得しておいて損はありません。

  

認知症ケア専門士の資格取得について

認知症ケア専門士の資格取得について

ここまで、認知症ケア専門士の概要や取得によるメリット・デメリットなどについて解説してきました。ここからは、認知症ケア専門士の資格取得に関する情報を確認していきましょう。

資格取得を目指す方は、ぜひ参考にして資格勉強に取り組んでみてください。

  

受験資格

認知症ケア専門士は10年以内に3年以上の認知症ケアの実務経験を有している必要があります。そのほかには、介護福祉士などの免許の有無は関係ないため、実務経験がある方であれば、受験できることになります。

  

受験までの流れ

受験までの流れは以下の通りです。

Web試験での1次試験に合格した後、論述の2次試験に合格し倫理研修を終了することで、認知症ケア専門士の資格が取得できます。

1次試験、2次試験の受験科目や費用について次章で確認しておきましょう。

  

1次試験の詳細

1次試験の試験内容や費用は以下の通りです。

1次試験は、4分野をそれぞれ70%以上の正答率で合格する必要があります。

ちなみに4分野は一度に受験する必要はなく、1分野の合格から5年以内に合計4分野で合格すれば良いため、仕事や自身の勉強ペースに合わせた受験が可能となっています。

2次試験の詳細

1次試験に合格できたら、続いて2次試験を受験します。2次試験の詳細は以下の通りです。

2次試験では、認知症ケアに関する論述を3例行い、論述内容に応じて合否が決定されます。

無事2次試験も合格した場合には、登録申請が必要になります。ちなみに登録申請料は、15,000円となっています。

  

認知症ケア専門士の合格率

気になる認知症ケア専門士の合格率は、約48%〜約60%と決して高いとは言えません。

ですが、きちんと試験勉強に取り組み、実務の経験も経験として身につけておくことで合格に近づけるはずです。

  

認知症ケア専門士のまとめ

認知症ケア専門士のまとめ

認知症ケア専門士は、少子高齢化の昨今ではとても重要視されている資格の一つです。資格取得のためには、認知症ケアの実務が3年以上必要となり、Webで行う1次試験と論述の2次試験に合格する必要があります。

認知症ケア専門士を取得することで、就職や転職を有利に進められたり、職場内での給与アップも期待できます。

また、5年ごとの更新制の資格であるため、生涯学習として認知症に関する知識を身につけていくことができます。

ぜひ、今回の記事を参考に認知症ケア専門士の資格を取得し日々の業務へと活かしてみてはいかがでしょうか。

企業への質問

この機能を利用するには、ログインが必要です。未登録の方は会員登録の上、ログインしてご利用ください。

この記事に関連するタグ

興味のあるタグをフォローしておくことで、自身のフィードに関連するセミナーやコラムを優先的に表示させることができます。 (無料会員機能。 登録はこちら )

執筆者の他のコラム