【PT・OTの副業】メリット
まずは、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)が副業をするメリットとデメリットについて見ていきましょう。
PTが副業を行う際のメリットは、以下の3点です。
- 1.収入が多くなる
- 2.知識・スキルが身に付く
- 3.転職のチャンスが広がる
メリット①収入が多くなる
副業を行うことで当然ながら、収入は多くなります。
収入の幅は、副業により異なりますが、10万円以上を副業だけで稼ぐ方もいるので、収入を増やしたい方にとっては、とても魅力的と言えるでしょう。
ちなみに、PT・OTの平均年収や年齢別について紹介している記事もあわせて読むことで、より副業の必要性をイメージしやすくなります。ぜひ、ご覧になってみてください。
メリット②知識・スキルが身に付く
医療系に関係する副業を行えば、収入が増える以外にも、副業を通して新たな医学的知識やスキルが身につく場合もあります。
例えば、医療系のWebライター(インターネット上に公開される記事を執筆する仕事)を副業とした場合。
記事の内容に必要な情報を調べ、まとめるため記事を完成させる頃には、調べた情報が自分の知識になっている。といった感じです。
メリット③転職のチャンスが広がる
副業を通して知り合ったクライアントと親しくなり、理学療法士(PT)よりも給与の良い新たな仕事に転職したり、現在よりも条件の良い勤務先を見つけられたり、といったことも起こり得ます。
筆者も理学療法士を本業としながらも「WEBライター」として、PTOTの転職情報サイトの記事執筆を行なっていたため、多くの求人情報や、転職する際に役立つ情報などについて精通できました。
このように、PTは副業を通して、転職やスキルアップの幅が広がるメリットがあると言えます。
【PT・OTの副業】デメリット
ここまで、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)が、副業を行う際のメリット3つを紹介してきました。魅力的なメリットがある反面、気をつけたいデメリットも存在します。
特に気をつけたいデメリットは以下の2点です。
- 1.心身ともに疲労してしまう
- 2.プライベート時間が削られる
それぞれのデメリットについて、詳しくみていきましょう。
デメリット①心身ともに疲労してしまう
ほとんどの副業は、本業が終業してから行います。そのため、約7時間勤務をした後に、さらに数時間副業を行うというライフサイクルになります。
このライフサイクルを長期にわたり行うと、当然疲労は蓄積し心身ともに疲れてしまうことも多いでしょう。
しかし、副業の内容によっては毎日行う必要はなく、作業時間も調整できる場合もあります。自身の体と相談しながら最適な副業を選択できれば、疲労を回避することも可能と言えるでしょう。
デメリット②プライベート時間が削られる
デメリットの1つ目にも関係する内容ですが、副業に時間を当てる分、プライベートの時間は減ってしまいます。
独身の方であれば、「時間が減っても平気!」という方も多いでしょう。しかし、パートナーがいる方や、友人との時間を多く取りたい方は、プライベートの時間が削られてしまうことを理解しておくようにしましょう。
しかし、早朝や通勤時間などの隙間時間を活用したり、副業は平日のみにしたり。などの工夫次第では、プライベートの時間を確保しながら副業が行えます。
理学療法士(PT)・作業療法士(OT)におすすめの副業6選
ここまで、PT・OTが副業をする際のメリット・デメリットについて紹介してきました。ここからは、PT・OTにおすすめの副業6選を見ていきましょう!
- 1.WEBライター
- 2.セミナー講師
- 3.休日開業
- 4.他施設での非常勤勤務
- 5.トレーナー
- 6.YouTuber
これら6つの副業は、隙間時間で行えるものや自身のスキルアップにも繋がるものもあるので、ぜひご自分にあった副業を選んでみてください。
おすすめ副業①WEBライター
WEBライターは、最も簡単に始めることができる副業として、現在注目を集めています。
主な仕事内容は、インターネット上に公開されている記事やコンテンツの執筆をすることです。
記事ジャンルは、様々ですが、理学療法士(PT)や作業療法士(OT)という資格を活かして医療系のメディアを担当できれば、1記事で5,000~10,000円の収入が発生することも。
そして、前述したように医療系の記事を書きながら新たな知識を習得することもできるので、一石二鳥でおすすめの副業と言えるでしょう。
おすすめ副業②セミナー講師
セミナー講師は、やや難易度は高いですが、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)の知識や経験を存分に発揮できるという点では、とても魅力的な副業と言えます。
セミナー講師として活動するためには、地域で開催される小さめの研修会に参加するなどして、実績を積み上げていく必要があります。
また、セミナー講師の収入は、セミナー規模や条件により大きく異なりますが、一般的には90分から2時間で約5万円と言われています。
おすすめ副業③休日開業
理学療法士(PT)・作業療法士(OT)は、厚生労働省が定める「理学療法士及び作業療法士法」によって、医師の指示がなければ治療ができないため、開業権はありません。
しかし、PT・OTの資格を用いずに開業したり、柔道整復師などの資格を取得したりすれば開業可能です。
本業が休みの日や週末などだけ、自宅で開業するというPT・OTも実際に多く存在します。
別記事で、理学療法士・作業療法士が開業するための方法をまとめてあるので、あわせてご覧ください。
おすすめ副業④他施設での非常勤勤務
本業が、休みの日に他施設の非常勤セラピストとして勤務する方法もあります。この方法は、プライベートの時間は削られてしまいますが、確実に高い収入を得られる魅力があります。
また、自分が普段勤めている職場とは違ったジャンルの施設に勤務すれば、多くの知識・技術を習得することも可能です。
プライベートの時間が、あまり必要ないという方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
非常勤勤務の特徴や働き方について解説した記事もあわせてご覧ください。
おすすめ副業⑤トレーナー
スポーツトレーナーやジムトレーナーなど、さまざまな種類のあるトレーナーは、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)の知識を活かして働けるので、おすすめです。
また、アスレティックトレーナなどの資格を取得すれば、プロスポーツ選手のもとで働くこともできるため、スポーツに興味がある場合には転職の道も広がります。
別記事で、OTがトレーナとして活動するためのおすすめ資格について解説しているので、あわせてご覧ください。
作業療法士はスポーツ分野でも活躍できる!必要スキルや役立つ資格5選を紹介
おすすめ副業⑥YouTuber
近年では、YouTubeを活用したビジネスも多くなってきており、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)のYouTuberも増加傾向にあります。
YouTubeは、無料ではじめられ、隙間時間を活用して作業できるのも特徴です。
投稿内容は、セルフエクササイズなどPT・OTとしての知識を活かしたものであれば、始めやすいでしょう。
YouTubeは、視聴者が多くなることにより再生数に応じて収入を得られます。また、有名になれば企業とのタイアップの可能性もあり、知名度を上げる効果も期待できます。
理学療法士(PT)・作業療法士(OT)が副業を行う際の3つの注意点
ここまで、PT・OTにおすすめの副業6選を紹介してきました。中には簡単に始められる副業もあり、この時点で「この副業を始めてみよう」と考えている方もいるでしょう。
しかし、副業を実際に始める前に以下3つの注意点をきちんと理解しておきましょう。
- 1.職場は副業がOKか
- 2.本業を優先する
- 3.確定申告を忘れずに
それでは、それぞれの注意点を詳しく見ていきましょう。
注意点①職場が副業OKか
2018年に政府が、「働き方改革」の一環として副業を積極的に推進し始めました。しかし、職場によっては、副業が未だに禁止されているところも多くあります。
そのため、副業を行う際には、自分の会社が副業OKであるかを確認しましょう。
注意点②本業を優先する
副業も大切な仕事の一つです。しかし、本業があってこその副業なので、何事も本業を優先させるようにしましょう。
副業の時間がもっと欲しいから、本業を休んでしまったり、本業の時間中に隠れて副業の作業をしたりなどは、会社からの信頼を落としてしまいます。
また、本業への集中力が低下すれば患者さんに怪我を負わせてしまう原因にもなるので、本業と副業はきちんと分けて行いましょう。
注意点③確定申告を忘れずに
副業で、年間20万円以上の収入が生じた場合には確定申告を行い、税金を国に収める必要があります。
詳しくは、国税庁のホームページで確認し、申告漏れがないようにしましょう。
まとめ:PT・OTの知識や技術を活かした副業を行おう!
今回は、理学療法士(PT)・作業療法士(OT)の副業について紹介してきました。
副業は、収入が増える以外に本業へと活かせる知識・技術が身につくなどのメリットがあります。
一方で、副業により心身が疲労したりプライベートの時間が削られたりといったデメリットも存在します。
これらのデメリットは、副業内容や隙間時間を活用するなど工夫をすることで回避可能です。
そして、PT・OTにおすすめの副業は以下の6つです。
- 1.WEBライター
- 2.セミナー講師
- 3.休日開業
- 4.他施設での非常勤勤務
- 5.トレーナー
- 6.YouTuber
それぞれに、メリット・デメリットなど特徴が異なるため、自分にあった副業を選択してみてください。
最後に、副業を行う際には、職場が副業OKであることを確認する。本業を優先し、確定申告を忘れずに行う。という注意点を覚えておきましょう。
副業を行おうか迷っている方は、ぜひ今回の記事を参考に魅力的な副業を始めてみてください。
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