理学療法士のキャリアップ方法は3種類!役立つ10のオススメ資格も紹介

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「理学療法士でキャリアップしたい」
「キャリアアップはどうしたらできるの?」
理学療法士(PT)として、働く多くの方がキャリアップを目指していが具体的な方法がわからないでしょう。

そこで今回は、PTがキャリアップするための3つの方法を解説しながら、役立つ10のオススメ資格について紹介していきます。

今回解説する3つのキャリアアップ方法は、必要な時間や経験年数なども異なるため、ぜひ、ご自分に合ったキャリアアップ方法を見つけてみてください。

理学療法士がキャリアップする3つの方法

理学療法士(PT)が、キャリアアップをする方法は、大きく分けて以下の3つがあります。

1.専門性を高めて積極的な理学療法を提供する 2.リハビリの幅を広げる資格を取得する 3.役職・管理職に就く

これら3つのキャリアアップ方法には、簡単ですぐ行えるものから、経験年数や学習期間など多くの時間を要するものがあります。

ぜひ、自分のライフスタイルや将来どのようなキャリアアップを望んでいるのかを具体的に考えて適切なキャリアアップ方法を実践してみてください。

それでは、次章から3つのキャリアアップ方法について確認していきましょう。

理学療法士のキャリアアップ方法①専門性を高めて積極的な理学療法を提供する

理学療法士(PT)のキャリアップ方法の1つ目は、「専門性を高めて積極的な理学療法を提供する」です。 PTとして臨床で活用できる知識や技術の専門性を高めれば、積極的な理学療法が提供できたり職場での活躍の場が広がったりし、職場からの印象も良くなります。

今回、紹介するおすすめの専門性を高める資格は、以下の4つです。 1.心臓リハビリテーション指導士 2.認知症ケア専門士 3.3学会合同呼吸療法認定士 4.日本糖尿病指導士

ぜひ、専門性を高めてスキルアップ・キャリアアップに繋げてみてください。

【心臓リハビリテーション指導士】

心臓リハビリテーション指導士は、心臓リハビリを必要とする方の健康を維持するために運動療法以外の包括的な手段で介入する専門資格です。

近年の心臓手術の進歩により、術後リハビリは運動療法だけでは不十分と言われており、食事療法や禁煙指導など包括的に介入する必要があります。

理学療法士(PT)が、この資格を有することにより、心臓リハビリに関する知識・用語の共有化が可能となり、医師・看護師・介護士と共にチーム医療で心臓リハビリを進めることができるようになります。

また、運動療法以外の栄養・自己管理などの包括的な手段で患者様の健康維持に貢献できます。

【認知症ケア専門士】

認知症ケア専門士は、“認知症ケアに対する優れた学識と高度の技術、及び倫理観を備えた専門技術士を養成し、わが国における認知症ケア技術の向上ならびに保健・福祉に貢献する“ことを目的としている専門資格です。

理学療法士(PT)が、この資格を有していると認知症への知識・対応方法が身につき、認知症を呈した患者様へのリハビリ場面でも適切で効果的なプログラムを提供できるようになります。

また、看護師や介護士などへも研修を通して認知症についての情報共有ができるようになり、チーム医療に貢献できます。

【三学会合同呼吸療法認定士】

3学会合同呼吸療法認定士は、重症患者様に対して適切な呼吸療法などの呼吸管理を提供する専門資格です。

近年の医療の発達により死亡率は低下していますが、「重症患者」の割合は増加し、重症患者管理の必要性が高まっています。 しかし現在は、吸入療法・酸素療法・呼吸療法及び人工呼吸などの呼吸療法に精通した医療従事者が少ないことが問題となっているのです。

そこで、理学療法士(PT)が、3学会合同呼吸療法認定士となることで、医師や看護師などと協力しチーム医療で呼吸管理が行えるようになります。

また、呼吸器疾患を呈した患者様に対しても、より効果的な呼吸理学療法を提供できるようにもなるので、患者様のADL及びQOLの改善にも繋がる資格と言えるでしょう。

【日本糖尿病指導士】

日本糖尿病指導士は、医学的な専門知識を持って、糖尿病患者や糖尿病予備軍の方々へ「自己管理」を指導します。

糖尿病の患者数は、厚生労働省のデータによると糖尿病予備軍を含めると約2,000万人と言われるほど、身近な病気です。しかし、その多くの方が体の「自己管理」が行えていません。

そこで、理学療法士(PT)が、糖尿病指導士の資格を有することにより、糖尿病予備軍の方には症状の改善を図り、糖尿病の方には病状を自らコントロールできるように指導できます。

理学療法士のキャリアアップ方法②リハビリの幅を広げる資格を取得する

理学療法士(PT)のキャリアップ方法の2つ目は、「リハビリの幅を広げる資格を取得する」です。

今回紹介するおすすめの「リハビリの幅を広げる資格」は、以下の6つです。 1.健康運動指導士 2.栄養サポートチーム専門療法士 3.義肢装具士 4.福祉住環境コーディネーター 5.介護支援専門員 6.シーティング・コンサルタント

前述したPTの専門性を高める資格とは異なり、資格取得の難易度が高く多くの勉強時間を要しますが、PTとしての活躍の場やリハビリの幅が広がる魅力的な資格です。

【健康運動指導士】

健康運動指導士は、個々人の身体機能や病気に合わせて安全かつ適切な運動を立案・指導する専門資格です。

理学療法士(PT)が健康運動指導士の資格を有していれば、自分が勤務する病院以外にもフィットネスクラブや保健所、地域のイベントなど活躍の場が大きく広がります。

そのような地域の方が多く集まる場所で、PTの知見を活かして病気にならないための健康運動指導が行えるようになります。

【栄養サポートチーム専門療法士】

栄養サポートチーム専門療法士は、患者様の栄養を最適に管理するために、医師・看護師・管理栄養士・理学療法士(PT)・薬剤師などで構成される医療チームの一員となる専門資格です。

主な業務内容は、病気や怪我により十分な栄養が摂れない患者様に対して、適切な栄養を提供するための方法を検討・提供していきます。

その中でもPTの役割は、栄養管理を意識した理学療法の提供及びInBody(体成分分析装置)を活用して筋肉量や体脂肪などの体組成から栄養評価を実施することです。

PTが栄養サポートチーム専門療法士の資格を有していると、栄養をコントロールしながら効果的な理学療法を提供できるようになります。

また、チーム医療の一員となるため他職種との連携が求められ、他職種からの評価も上がり、結果的にキャリアアップへと繋がりやすくなります。

【義肢装具士】

義肢装具士は、医師の指示の下に、義肢及び装具の装着部位の採型並びに義肢及び装具の製作及び身体への適合を行うことを業とする専門資格です。

理学療法士(PT)が義肢装具士の資格を有していると、病気や怪我で義肢を必要とする方へ最適な義肢装具を自ら処方できるようになります。

そして、処方した義肢装具の調整をPTが行えたり、装具装着下での理学療法をより最適な内容で行えたりできるため、理学療法の効果が高まります。

【福祉住環境コーディネーター】

福祉住環境コーディネーターは、高齢者や障害者がより快適に生活できるように住環境の改善や福祉用具の貸与を提案する専門資格です。

福祉住環境コーディネーターは、団塊の世代が75歳以上となる2025年に向けて、今後ますます需要が高まる資格といえます。 そのため、今から資格を取得し経験を積んでおくことで超高齢化社会となる将来にキャリアアップが望めるでしょう。

理学療法士(PT)が、住環境コーディネーターの資格を有していると、患者様の住宅を専門的な視点で評価でき、より住環境に合わせた具体的な理学療法が行えるようになります。

また、在宅復帰後までサポートが行えるようになるので、患者様や職場からの評価も高くなるでしょう。

【介護支援専門員】

介護支援専門員はケアマネージャーとも呼ばれ、介護を受ける方の介護内容などを示した「ケアプラン」を作成したり、市区町村と介護保険受給者との間に入り、適切な介護サービスの利用に結びつけたりする専門資格です。

理学療法士(PT)が、介護支援専門員の資格を有していると、在宅復帰される患者様にリハビリ以外の介護保険などに関する相談に乗ったり、助言を行ったりできるようになります。

そして、介護支援専門員の資格は、職場によっては資格手当が発生する場合もあるので直接的な給与アップにもなります。

【シーティング・コンサルタント】

シーティング・コンサルタントは、車椅子や椅子などを使用する方に対して、座位姿勢の評価や適切な座面(シート)の調整、選定を行う専門資格です。

適切な座位姿勢は、患者様の機能面を上げると共に褥瘡予防にもなるとても重要な分野で、理学療法士(PT)としてのスキルアップにも直結する資格です。

PTは、車椅子を使用する患者様に関わることも多いため、資格を有することで、専門的な知識で最適なシーティングや車椅子などを提案できるようになります。

また、職場内で他職種へ「適切なシーティングとは?」といった内容の研修会を開催することにより、職員のスキルアップにも貢献でき評価も上がるでしょう。

理学療法士のキャリアアップ方法③役職・管理職に就く

理学療法士(PT)のキャリアップ方法の3つ目は、「役職・管理職に就く」です。

PTが管理職に就くためには、長年同じ職場で勤務しリハビリテーション科以外にも他部署・理事などから信頼を得ることが必要になります。

また、リハビリテーション科の部下達を教育し、働きやすい環境にするなどのスキルも求められるため、理学療法士としての勉強以外に管理職としての勉強も進めていく必要があります。

そして、役職や管理職に就くことにより、役職手当が発生し直接的な給与アップにもつながります。

まとめ:理学療法士のキャリアップを目指すなら専門知識や資格を身につけよう

今回は、理学療法士(PT)のキャリアップの方法について紹介してきました。最後に要約した内容を確認していきましょう。

PTのキャリアアップの方法は大きく分けて以下の3つがあります。 1.専門性を高めて積極的な理学療法を提供する 2.リハビリや活躍の幅を広げる資格を取得する 3.役職・管理職に就く

専門性を高めて、より積極的な理学療法の提供を行うことで実績を作り、職場からの評価を上げキャリアップに繋げる方法。

そして、専門資格を取得しリハビリや活躍の場を広げてキャリアアップに繋げる方法です。この方法は、資格取得までに多くの時間が必要になりますが、勤務先以外でも活躍できるようになるためキャリアップに繋がりやすいといえます。

最後は、役職・管理職についてキャリアップする方法です。長期にわたって勤務先が同じ場合には、理学療法士としてのスキル以外にも部下をマネジメントするスキルなどを身につけることで役職・管理職に就ける可能性があります・

今回の記事を参考に、ぜひご自分に合った方法でキャリアップを目指してみてはいかがでしょうか。

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