日本作業療法士協会は地域包括ケアシステムに貢献できる作業療法のあり方として,生活行為向上マネジメントを開発した.生活行為向上マネジメントとは,生活行為(人が生活していくうえで営まれる生活全般の行為)の向上を図るために必要な要素を分析し,改善のための支援計画を立て,それを実行することであり,経験の浅い療法士であってもこのツールを用いることにより,対象者に対してより効果的な作業療法を提供し得るとされている.本コラムでは,生活行為向上マネジメントが開発された経緯と,生活行為に焦点を当てる意義を解説していく.
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