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医療職が知っておくべきお金の話 〜医療職の人がお金に疎い理由とは〜

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清水良則 ケアーズ訪問看護リハビリステーション なし

この記事では、医療職がお金に疎い理由について書かせていただいています。お金に少しでも関心がある方は是非目を通して下さい。前回はお金が増える仕組みについて記事にさせて頂きました。私個人の意見ですが、我々医療職は、その他の業界に比べて「お金に疎い」ように感じます。その理由は「インフラ業」「給与形態」「奉仕精神」で説明がつきます。読み終わる頃には「なるほど」と思えるはずです。

目次

    前回の記事
    医療職が知っておくべきお金の話 〜お金に不安があるなら、お金が増える秘密を知ろう〜

    医療職がお金に疎いことは仕方がないことである

    医療職の方がお金に疎くなるのは仕方がないのです。

    理由として
    ・インフラ業
    ・保険診療
    ・奉仕精神
    が背景にあります。

    今回、コロナショックで「あんまり仕事に影響なかったな」感じている方も多いかと思います。私の職場はむしろ忙しくなりました。
    ※医療にかぎります。整体や接骨院などは影響があったかと。

    医療職は、現段階では「安定」しているんです。

    コロナショックの中でも、変わらずに通勤し、変わらずに対象者と接し、変わらずにお給料を貰えている方も多かったのではないでしょうか。

    こうした状況の中では、「お金」のことを考える機会が減ることは仕方がないことです。

    考える機会が少ないので、疎くなります。

    ですので、我々医療職はお金を意識しなければなりません。

    そのためにも、お金に疎くなる理由を掘り下げていきましょう。

    [理由1]インフラ業である

    医療職は安定しています。

    景気に左右されにくいため、給料の心配を他の業界に比べてすることがありません。
    ※昇給の話はまた別です。

    インフラとは「infrastructure」の略で、産業や社会生活の基盤となる施設のことです。

    日本は、「国民皆保険制度」により、全ての国民がいつでもどこでも医療を受けることができます。

    つまり、生活基盤となっています。

    生活基盤となっているため「需要が大きい」のです。

    他にも、インフラ業と言えば、
    ・道路
    ・鉄道
    ・インターネット
    ・学校
    ・水道
    など、様々なものがありますが、いずれも「使わない人はいない」ですよね。

    医療も同じように、使わない人はいないのでインフラ業であり、それ故に安定しているのです。

    業績の「上がった!下がった!」が起こりにくいので、お金の心配を考えなくなります。

    [理由2]保険診療である

    次に保険診療である点があります。

    医療は、1行為につき何点と、決められた値段で取引されています。

    本来、サービスというのは提供者が値段を決めるものであるのに、医療サービスにおいては提供者が決めることができません。

    公費で賄われているので、国によって料金が決められています。

    ですので、自分が提供している価値が勝手に決められてしまうので、お金のことを考えなくても済んでしまいます。

    また、提供する側でなく、医療の受け手も同じように感じるのではないでしょうか。

    国民皆保険制度により、受け手の負担は1割から3割で済んでいます。とてもいい制度なのですが、負担が軽くなることにより本来の価値というものを考えなくなります。

    つまり、「サービスの提供者は質の良し悪しに関係なく一定の金額がもらえる」「サービスの受けては安く済むので本来の価値を見失う」といった状況が生まれています。

    これでは、お金のことを考える必要はあまりないですね。料金は国が決めてくれるし、金額も国が負担してくれるので。

    [理由3]奉仕精神が根付いている

    3つめの理由として奉仕精神が根付いていることが挙げられます。

    医療職は社会規範の中で生きています。つまり、社会的な繋がりや人助け(=奉仕活動)が根底にあります。

    医療職の方が、お金に疎い理由は、実際の労働時間と対価が釣り合っていないことに、気づいていても「感謝の言葉」や「社会的貢献」という「お金以外の価値」で満たされている気がするからです。

    「お金のために働くな」「この仕事はやりがいがある」などの言葉を言われた方、聞いた方も多いはずです。

    粗悪な料理でも、味が濃ければ料理の質がわからないように、お金のことを考えにくくする仕組みがこの業界にはあります。

    お金のことを理解しなければ自分の生活は楽にはならない

    今回は、医療職がお金に疎い理由について書かせて頂きました。

    「奉仕活動」「社会活動」という言葉はとても綺麗な響きですが、肝心の自分の生活を第一に考えて下さい。

    前回のコラムで書きましたが、日本は資本主義であり、お金を使える人がお金を増やせる人です。

    このコラムを機に、お金に向き合う人が増えると嬉しく思います。

    次回は、医療職の給料は高い?安い?について書かせて頂きます。

    【参考】
    健康保険組合連合会HP https://www.kenporen.com/

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