脳卒中後の重度上肢運動麻痺を有する患者の機能評価は難しい. これは, これまで十分に反応性を確認してきたツールの中には, 軽度から中等度の上肢運動麻痺を想定としているものが多く含まれていることにも起因する. Motor Activity Log (MAL) はその最たるものの一つであるが, 現在では重度上肢運動麻痺を有する患者を想定し, その活動内容を大幅に変更した Grade-4/5 Motor Activity Log (Grade-4/5 MAL) を採用した報告が散見されるようになった. そこで, 本ツールの開発経緯とその内容, 使用する上での注意点について解説する.
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