ストレッチにより生じる効果といえば、関節可動域の拡大をイメージされる方は多いと思います。近年はその関節可動域の拡大は、骨格筋自体が柔らかくなったからではなく、単に伸張時の痛みや不快感に慣れただけである。といった視点をよく耳にする様になりました。また、8週間未満の慢性的なストレッチングへの適応は、主に感覚レベルで発生する(1)。との報告もあり、これをストレッチトレランスの変化と言います。いわゆる、筋肉の状態は変わっていないのに、関節可動域は広がっている状態です。今回は、そんなストレッチによる骨格筋の変化について、ストレッチトレランスをテーマに前回コラムとの2部構成で、今回は論文を交えご説明していきます。
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