【言語聴覚士】訪問リハビリでの仕事内容は?働く2つのメリットや給料を解説!

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「言語聴覚士は訪問リハビリで何をするの?」
「訪問リハビリの給料はどのくらい?」
少子高齢化に伴い、退院後も自宅での治療やケアを必要とする方が増えています。そんな中訪問リハビリについて興味を持つ方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、言語聴覚士(ST)の訪問リハビリにおける仕事内容や、働く際にはどのようなメリットや、やりがいがあるのかついて解説していきます。

また、STの訪問リハビリで働く際の給料についても紹介します。
ぜひ、訪問リハビリで働く参考にしてみてください。

訪問リハビリとは

訪問リハビリとは

訪問リハビリは、「訪問リハビリテーション」の略称で、厚生労働省により次のように定義されています。

居宅要介護者について、その者の居宅において、その心身の機能の維持回復を図り、日常生活の自立を助けるために行われる理学療法、作業療法その他必要なリハビリテーション

つまり、要介護認定を受け、通院が困難な方に対して、その方の自宅で理学療法や作業療法、言語療法などのリハビリテーションを提供するサービスです。

  

訪問リハビリをする言語聴覚士(ST)の仕事内容(1日の流れ)

訪問リハビリをする言語聴覚士(ST)の仕事内容(1日の流れ)

訪問リハビリテーションを行うSTの仕事内容(1)は、次の通りです。

8:30

出勤・準備

9:00

ご利用者さま宅を訪問(34)

12:00

昼休み

13:00

ご利用者さま宅を訪問(34)

16:00

サービス担当者会議に参加

17:00

記録業務、主治医への報告など

17:30

退勤

訪問リハビリは、1日に6件~8件ほどの利用者さま宅へと訪問します。

一回のリハビリ時間は、厚生労働省により「20分以上」と定められており、厚生労働省の「訪問リハビリテーションサービス提供状況(p.17参照)」によると、約80%40分のリハビリ提供を行っています。

また、訪問リハビリでも、主治医からの指示のもとリハビリを行うという条件は同じため、リハビリ後は主治医へ「ADL状態」「特記事項」などを報告し、今後のリハビリの方針を再検討していきます。

  

言語聴覚士(ST)が訪問リハビリを行う2つのメリット

言語聴覚士(ST)が訪問リハビリを行う2つのメリット

STの活躍の場は、病院やクリニックなど多岐にわたる中で、訪問リハビリを行うメリットは、大きく2つあると言えます。

STとして訪問リハビリを始めようか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

  1. 1.自宅での具体的な問題点が分かる
  2. 2.生活に合わせたリハビリを提供できる

それでは、次章からメリットを詳しくみていきましょう!

  

訪問リハビリのメリット①自宅での具体的な問題点が分かる

訪問リハビリでは、利用者さまの自宅でリハビリを行うため、普段生活している状況や困っていることが分かりやすいメリットがあります。

特に、言語聴覚士(ST)がリハビリを担当する方は、言語障害がある場合も多く利用者さまが自分の言葉で普段の生活状況などを伝えることが困難なこともあります。

そんな時に、STが直接自宅での生活を見ることにより、言葉では表現できない問題点を発見し解決へと導くことができるのです。

また、利用者さまは自宅でリハビリを受けられるため、リラックスした普段の状態が確認できるのも訪問リハビリの大きな特徴の一つです。

  

訪問リハビリのメリット②生活に合わせたリハビリを提供できる

一つ目のメリットと似ていますが、利用者さまの自宅でリハビリを行うため、生活場面や環境に合わせた具体的なリハビリを提供できるメリットがあります。

例えば、嚥下機能障害がある利用者さまの場合、実際に使用している食事テーブルや椅子、食器を確認し、環境に問題はないか?

また、問題がある場合には具体的に「〇〇のようにしてみましょう」とその場で、環境を改善してみたり、リハビリ内容を検討したりできるのです。

これは、病院のように環境が整った場所でのリハビリでは、行えない特徴と言えるでしょう。

  

言語聴覚士(ST)が訪問リハビリを行うやりがい

訪問リハビリは、病院勤務などとは異なり、実際に生活している環境でリハビリを行うため、問題点を明確に把握し具体的なリハビリを提供できます。

そのため、リハビリや環境を改善したその場で利用者さまの良い変化や笑顔を見られることが最大のやりがいと言えるでしょう。

また、病院でのリハビリでは普段会うことの少ないご家族さまの喜ぶ顔や、「ありがとう」といった言葉を直接聞けるのも、訪問リハビリのやりがいです。

  

言語聴覚士(ST)が訪問リハビリで働く2つの方法

言語聴覚士(ST)が訪問リハビリで働く2つの方法

ここまで、訪問リハビリで活躍するSTの仕事内容や、メリット・やりがいについて確認し、「STとして訪問リハビリで働くには?」と疑問に思う方もいるでしょう。

STとして訪問リハビリで働く方法は、大きく2つあります。

  1. 1.訪問看護ステーション勤務
  2. 2.訪問リハビリを行っている病院や施設に勤める

それぞれの働き方の魅力について次章で確認していきましょう。

  

訪問看護ステーション勤務

訪問看護とは、厚生労働省により次のように定義されています。

疾病又は負傷により居宅において継続して療養を受ける状態にある者に対し、その者の居宅において看護師等による療養上の世話又は必要な診療の補助を行う。

つまり、病気や障害を患っている方に対して、看護師が自宅へと伺い、適切な看護処置を行うサービスです。

訪問看護ステーションで働くスタッフには、看護師をはじめ理学療法士・作業療法士・言語聴覚士(ST)などのリハビリ職もいるのです。

したがって、STとして訪問リハビリを行いたい場合には、訪問看護ステーションで勤務し看護師や他のリハビリスタッフとともにチーム医療を提供する方法もあるのです。

  

訪問リハビリを行っている病院に勤める

訪問リハビリは、病院やクリニックなどの施設でもサービスを提供している場合があります。

前述した訪問看護ステーションとは異なり、施設によっては専属で訪問リハビリだけを行えず隔年ごとに部署移動といった場合もあります。

しかし、病院勤務などで得た知識・技術を訪問リハビリに活かしたり、反対に訪問リハビリで得たことを日々の業務に活かしたりといった働き方は魅力的と言えるでしょう。

  

言語聴覚士(ST)の訪問リハビリの給料

言語聴覚士(ST)の訪問リハビリの給料

訪問リハビリで働くSTの給料は、医療介護求人サイトジョブメドレーによると、以下の通りです。

雇用形態

給与

正社員

301,512

契約社員

316,000

パート(時給)

2,018

ジョブメドレーに掲載されている求人情報を基に残業手当などは含まずに算出されています。

給与は、病院勤務のSTと同等で、正社員・契約社員ともに約30万円となっています。

給料は大きく変わらないため、「訪問リハビリをしてみたい!」と考えている方にとっては、転職のハードルも下がるのではないでしょうか。

別記事で、理学療法士・作業療法士の年収や給与アップの方法について紹介しているので、ぜひあわせてご覧ください。

【最新】理学療法士(PT)・作業療法士(OT)の病院勤務|年収や魅力を解説

PTOTの平均年収は?】給料を上げる2つの方法を紹介

  

まとめ:言語聴覚士(ST)として訪問リハビリで活躍しよう!

まとめ:言語聴覚士(ST)として訪問リハビリで活躍しよう!

今回は、言語聴覚士の訪問リハビリにおける仕事内容や、働くメリット・やりがいなどについて紹介してきました。

STは、病院や介護老人保健施設など幅広い職場で活躍しています。その中でも、訪問リハビリは、リハビリを必要としている利用者さま宅へ行き、実際の生活環境や動作を確認して、最適なリハビリを提供できます。

病院勤務などにはない、魅力ややりがいもあるためこの記事を参考に、ぜひ訪問リハビリの現場で働いてみてはいかがでしょうか。

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