セミナー概要

開催日程

  • 日時: 2022/06/19 (日) 14:00 - 17:00

    開催場所: 千葉県 参加費: 外部決済 講師: 北山哲也先生

    【もし自分が寝たきりに近い状態だったら、どんな気持ちだろう?】

    背臥位にて日常生活を過ごしている人は一日をどんな気持ちで過ごしているのでしょうか? 

    もし自分がそうだったら? 

    今回のセミナーでは、一日をベッドで過ごすことを余儀なくされている対象者への評価・介入ポイントを中心に、寝返り動作や起き上がり動作へ発展させていくことを意識してお伝えします。

    私達の仕事は、『起きたい、動きたいという気持ち』を強く持っている方達の生活を向上させることであり、それは結局は対象者の気持ちに応えることにつながっているのです。


    【背臥位で生じている問題・特徴は坐位・立位においても共通していることが多い】

    それぞれの姿勢・動作の問題点は共通した問題を抱えていることが多いため、背臥位における姿勢・動作分析と介入は重要となります。


    【脳卒中患者に共通する問題点は?】
    体位変換が難しい対象者は、体幹の分節的な動きが乏しくなり、四肢を代償的に使用していることが少なくありません。

    また脳卒中片麻痺者では、非麻痺側上肢に依存し、麻痺側肩甲帯や骨盤帯の運動性が低下します。


    【ポイントは体幹機能の評価と治療にある!】

    起き上がり動作では低重心・広支持基底面の姿勢から、高重心・狭支持基底面の姿勢に向かって、一連の抗重力活動が要求され、支持基底面の大幅な変更が必要となります。

    身体の質量比が大きな割合を占める頭部・体幹部を水平位から垂直位へと持ち上がる抗重力的な課題であるため、体幹機能の影響は大きくなります。

    そういった意味では背臥位における体幹機能へのアプローチは非常に大きなポイントになると思われます。


    【明日から使える具体的な起居動作のポイントを学んでいただきます】

    今回のセミナーでは臨床場面における具体的な評価と介入を紹介し、明日からの臨床への一助となるようにお話していきます。

    ぜひ日頃の臨床の疑問をセミナーでぶつけてください。



    <講義内容>
    1.背臥位の特徴を知る(解剖学・運動学・神経生理学)
    2.臨床的視点からみた評価ポイント(何をみれば良いか?体幹と四肢の相互関係)
    3.寝返り動作・起き上がり動作へのアプローチ(臨床実践における介入)
    4.統合と解釈(背臥位で得られた機能を座位・立位へ繋げるために)



    講師:北山哲也先生(甲斐リハビリテーションクリニック 副院長(PT, MSc))

    学術活動としては神経疾患が専門分野。日本神経理学療法学会運営幹事、山梨県理学療法士会の理事として理学療法学の発展と後進育成に努めている。また、脳卒中片麻痺者に対する運動療法を最新の知見なども取り入れながら、臨床実践を通して伝える講習会・研修会の講師活動なども行っている。


    <略歴・資格など>
    1997年4月~2020年3月 山梨温泉病院(現:山梨リハビリテーション病院)
    リハビリテーション部 理学療法課 課長
    2020年3月 山梨大学大学院 医工農学総合教育部修士課程生命医科学専攻 卒業
    2020年4月 甲斐リハビリテーションクリニック 副院長


    医科学修士
    日本理学療法士協会 神経系専門理学療法士 / 脳卒中認定理学療法士
    IBITA/JBITA Bobath Bsic course instructor
    回復期セラピストマネージャー
    障害者スポーツ専門指導員初級
    福祉住環境コーディネーター2級


    日本神経系理学療法学会 運営幹事
    山梨県理学療法士会 生涯学習局長(理事)
    糖尿病理学療法ガイドライン作成委員
    IBITA Appeal and Grevans Committee


    <執筆図書など>
    ・高齢者けあ:「排泄介助に行う適切なアプローチ方法」日総研,2008年5月30日
    ・理学療法MOOK: 運動連鎖「姿勢調節メカニズム」文光堂,2011年4月 共著
    ・活動分析アプローチ:「失調症」青海社,2011年4月 共著
    ・重度障害者への活動分析アプローチ上巻:
    ・「起き上がり動作」「立位へのチャレンジ」青海社,2013年5月 共著
    ・ボバースジャーナル:「Task Analysis」2016年6月
    ・PTジャーナル:「日常生活動作における姿勢制御のアセスメント」医学書院,2018年3月号
    ・極める脳卒中の理学療法:「ラクナ梗塞における理学療法のポイント」文光,2018年11月 共著

留意事項

参加方法

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講師プロフィール

医科学修士 日本理学療法士協会 神経系専門理学療法士 / 脳卒中認定理学療法士 IBITA/JBITA Bobath Bsic course instructor IBITA Appeal and Grevans Committee 日本神経系理学療法学会 運営幹事 山梨県理学療法士会 生涯学習局長(理事) 糖尿病理学療法ガイドライン作成委員

過去のセミナーへのレビュー

田中 貴大

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5.0点 / 5.0

去年の福岡と続き参加させていただきました。今回は体幹の部分が大幅にブラッシュアップされていて、...

川合洲凪

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5.0点 / 5.0

今まではオンラインで学んでいたので、普段の臨床で評価・介入が正確に行えているか不安でしたが、実...

高田夏紀

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諸事情により途中20分ほどしか参加できませんでしたが、期待通りの内容でした。アーカイブの閲覧延...

金子剛之

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5.0点 / 5.0

中身が大変充実しており、価格以上の内容でした!ありがとうございました。

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