【運動器臨床アカデミー認定セミナー】
「臨床で難渋する肩関節障害に対する評価と治療」
肩関節障害は、臨床で非常に多く遭遇する一方で、「なぜ肩が挙がらないのか」「どの組織が可動域制限や疼痛に関与しているのか」「何を評価し、どのように治療へつなげるのか」判断に難渋することの多い運動器疾患です。
肩関節周囲炎や腱板断裂など、肩関節に生じる疾患はさまざまですが、臨床では特に**結滞動作・結髪動作・挙上動作の制限**に遭遇する機会が多くあります。
これらの動作制限には、腱板筋群や三角筋などの軟部組織、関節包・靱帯、肩甲骨の可動性、上腕骨頭の位置関係、さらには胸郭や胸椎のアライメントなど、さまざまな要因が関与する可能性があります。
そのため、単に硬くなっている筋をストレッチしたり、疼痛部位にアプローチしたりするだけでは、十分な改善が得られないケースも少なくありません。
重要なのは、触診・圧痛検査・視診・関節可動域評価などから制限因子を推測し、評価結果に応じて適切な治療アプローチを選択することです。
本セミナーでは、肩関節周囲炎や腱板断裂などの基本的な病態理解から、肩関節の触診、肩甲骨や上腕骨頭のアライメント評価、結滞・結髪・挙上制限に対する評価と治療までを、実技を交えながら体系的に学びます。
特に、臨床で問題となりやすい肩関節の各肢位における内外旋制限や、肩甲骨・肩甲上腕関節の機能障害に着目し、「どの組織が制限に関与しているのか」「どのような徒手療法を選択するのか」を実践的に学んでいただきます。
## 【講義・評価】
※あくまで予定のため変更する場合がございます。
まず、肩関節障害の病態と、結滞・結髪・挙上動作に必要な機能について整理します。
◉ 肩関節に多い疾患の概要
- 肩関節周囲炎
- 腱板断裂
- その他の肩関節障害
◉ 肩関節の動作制限に関する講義
- 結滞動作に必要な肩関節機能
- 結髪動作に必要な肩関節機能
- 挙上動作に必要な肩甲上腕リズムと関節機能
- 各動作制限に関与する組織とその考え方
◉ 肩関節の触診・圧痛検査
肩関節の評価・治療に必要となる骨指標や筋・腱・靱帯などの触診を行います。
**骨指標**
- 大結節・小結節
- 烏口突起・肩峰
- 肩甲骨
- 上腕骨頭
**筋・腱・軟部組織**
- 棘上筋・棘下筋
- 大円筋・小円筋
- 肩甲下筋・烏口腕筋
- 三角筋
- 大胸筋・小胸筋
- 上腕二頭筋長頭腱
- 上腕三頭筋
- 烏口上腕靱帯(CHL)など
それぞれの組織を正確に触診するだけでなく、圧痛や組織の状態、周囲組織との関係を確認し、評価・治療につなげるための考え方を学びます。
◉ 視診・アライメント評価
- 肩甲骨のアライメント評価
- 上腕骨頭の偏位の評価
- 胸椎のマルアライメントが肩関節機能に与える影響
- 肩甲骨・上腕骨・胸郭の位置関係と動作制限の関連
これらの評価から得られた所見を整理し、結滞・結髪・挙上制限の原因をどのように推測するのか、臨床推論につなげていきます。
## 【治療・実技】
※あくまで予定のため、変更する場合があります。
治療では、評価によって得られた情報をもとに、結滞・結髪・挙上制限に対する具体的な徒手療法を実践します。
◉ 肩甲骨モビライゼーション
- 菱形筋と棘下筋筋膜へのアプローチ
- 広背筋へのアプローチ
- 大円筋・小円筋へのアプローチ
- 肩甲下筋へのアプローチ
- 肩甲骨の可動性改善に向けた徒手療法
◉ 三角筋のモビライゼーション
- 三角筋と棘下筋(ISP)の組織間へのアプローチ
- 三角筋と肩峰下滑液包(SAB)周囲へのアプローチ
- 三角筋と烏口上腕靱帯(CHL)周囲へのアプローチ
◉ 肩関節1stポジションでの内外旋制限に対する治療
- 外旋制限に対するCHLと上腕二頭筋長頭腱周囲の滑走性へのアプローチ
- 内外旋制限に対する棘上筋前部・後部線維へのアプローチ
◉ 肩関節2ndポジションでの内外旋制限に対する治療
- 外旋制限に対する胸郭回旋へのアプローチ
- 大胸筋に対する徒手療法
- 棘下筋・肩甲下筋へのダイレクトアプローチ
- 棘下筋・肩甲下筋のストレッチ
◉ 肩関節3rdポジションを含む内外旋制限に対する治療
- 各ポジションにおけるインナーマッスルへの相反抑制を利用したアプローチ
- 上腕三頭筋と小円筋・大円筋間へのアプローチ
- 肩関節内外旋制限に応じた治療方法の選択
◉ 関節包・靱帯に対するアプローチ
- 肩関節関節包・靱帯に対する徒手療法
- 関節可動域制限に応じた介入方法
◉ セルフエクササイズ
- 徒手療法によって得られた可動域の維持
- 結滞・結髪・挙上動作の改善に向けたセルフエクササイズ
- 治療効果の持続と再発予防に向けた考え方
単に治療手技を学ぶだけでなく、**「どの評価所見から、その治療を選択するのか」**という臨床推論を重視しながら進めていきます。
「肩関節の可動域制限に対して、どこから評価すればよいのか」
「結滞・結髪・挙上制限では、どの組織に着目すればよいのか」
「ストレッチや徒手療法を行っても改善しない場合、何を見直せばよいのか」
「肩関節の各ポジションで生じる内外旋制限に、どのように介入すればよいのか」
こうした臨床での疑問を整理し、明日からの臨床で活用できる評価・治療の考え方と技術を身につけることを目指します。
本セミナーは**少人数制(先着10名)**のため、実技を中心に、触診や評価・治療手技の細かな部分まで確認しながら学んでいただけます。
また、本セミナーは**「実技撮影可能」**となっておりますので、撮影した動画を復習用としてご活用いただけます。
さらに、運動器臨床アカデミー有料会員の方は、**会員割引価格(6,000円)**にて受講可能です。
※必ず有料会員のお申し込み後に、本セミナーのお申し込みをしてください。
## 【日時】
2027年4月11日(日)
10:00〜17:00(休憩1時間含む)
## 【会場】
キラリエ草津 205号室
## 【定員】
先着10名限定
※実技撮影可能
## 【受講費】
一般:8,000円
アカデミー有料会員:6,000円
## 【講師】
**新谷 彰友**
- 認定理学療法士(運動器)
- 国際マッケンジー協会認定セラピスト
- 認定マリガンセラピスト
- 国際認定シュロスセラピスト
- 標準徒手医学会認定セラピスト
- 運動器機能解剖学研究所 Fellow認定
※本セミナーは「運動器臨床アカデミー認定セミナー」となります。
開催日程
日時: 2027/04/11 (日) 10:00 - 17:00
参加費: 外部決済 講師: 新谷 彰友
セミナーに関するお問い合わせ
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講師プロフィール
‐ 認定理学療法士(運動器) - 国際マッケンジー協会認定セラピスト - 認定マリガンセラピスト - 国際認定シュロスセラピスト - 標準徒手医学会認定セラピスト - 運動器機能解剖学研究所 Fellow認定
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