麻痺側のリーチ、どれだけ促しても「肩がすくむ」まま止まっていませんか。
・手を伸ばそうとすると肩甲帯がすくみ、肘が最後まで伸びきらない
・テーブル上のリーチで体幹が後ろに引け、僧帽筋上部ばかり働いてしまう
・対象物の手前で手の構えが作れず、掴む直前に指がバラついてしまう
麻痺側の上肢は「手そのもの」の問題として反復練習されがちですが、対象物へ手が伸び、形を合わせて掴めるまでの一連は、体幹の抗重力伸展と予測的姿勢制御という“土台”の上に初めて成り立ちます。本講座は、リーチ・把持の神経メカニズムを姿勢制御と体幹機能から捉え直し、明日の評価と介入の「順序」を組み替えます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ なぜ改善しないのか(臨床の落とし穴)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・手が動かないから手を反復して練習する … 拙劣さは手より、体幹の抗重力伸展と肩甲帯セッティングの“土台”が崩れた結果。
・肩甲帯のすくみは肩の問題だ … 原因は肩でなく、骨盤・胸郭のアライメントにあることが少なくない。
・代償が出てもリーチできればOK … 代償を繰り返すほど可動性は低下し、誤った運動学習が固定化する。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 参加することで得られること
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・内側/外側運動制御系とAPAsの視点で、なぜ麻痺側リーチが姿勢制御から崩れるのかを病態として説明できる。
・Straight Line Pathway(ストレートリーチ)を基準に、把持・巧緻への影響/アライメント/代償の理由を切り分ける評価戦略が身につく。
・骨盤中間位〜体幹の抗重力伸展 → 肩甲帯セッティング → 上腕外旋、という介入の順序を運動療法として組み立てられる。
・リーチアウト初期・中期・後期のHands on評価から、手の構え(preshaping・尺側スタビリティと橈側オリエンテーション)まで、代表症例に沿った治療プランを描ける。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 当日のプログラム
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
1. リーチ・把持動作の定義と神経メカニズム(内側/外側運動制御系、網様体脊髄路の多髄節支配)
2. 予測的姿勢制御(APAs/CPAs)とリーチの背景(フィードフォワードの姿勢セット、正中位指向・コアスタビリティ)
3. なぜ「姿勢制御」を前提に評価・介入すべきか(骨盤・体幹アライメントと腹横筋・広背筋、胸部伸展位と肩外旋可動域)
4. 片麻痺者の体幹活動とリーチの特徴(左右差、体幹表層筋の予測活動の低下、姿勢動揺・代償)
5. Straight Line Pathwayと肩甲帯セッティング(SLP、肩甲上腕リズム、僧帽筋・前鋸筋のforce couple)
6. Hands onによるリーチアウト評価(初期・中期・後期で麻痺側/非麻痺側を比較、誘導のポイント)
7. 手の構えと把持の神経機構(preshaping/shaping、手の機能的役割区分、皮質脊髄路の役割)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 受講者の声
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・OT・8年目(満足度10/10点)担当患者と類似した症例提示があり、自分が悩んでいた部分がそのまま解決できた。
・OT・2年目(満足度10/10点)上肢機能訓練における体幹評価の重要性を実感でき、評価方法・アプローチの両面で学びが深かった。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 講師紹介
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
北山 哲也(きたやま てつや)先生
森山脳神経センター病院/理学療法士・医科学修士(MSc)
<略歴・資格>
・1997年4月〜2020年3月 山梨温泉病院(現:山梨リハビリテーション病院)リハビリテーション部 理学療法課 課長
・2020年3月 山梨大学大学院 医工農学総合教育部 修士課程 生命医科学専攻 卒業
・2020年4月 甲斐リハビリテーションクリニック 副院長
・現職 森山脳神経センター病院
・医科学修士/日本理学療法士協会 神経系専門理学療法士・脳卒中認定理学療法士/IBITA・JBITA Bobath Basic Course Instructor/回復期セラピストマネージャー/障害者スポーツ専門指導員初級/福祉住環境コーディネーター2級
<所属学会・委員>
日本神経理学療法学会 運営幹事/山梨県理学療法士会 生涯学習局長(理事)/糖尿病理学療法ガイドライン作成委員/IBITA Appeals and Grievances Committee
<主な執筆・著書>
・高齢者けあ「排泄介助に行う適切なアプローチ方法」日総研(2008年5月)
・理学療法MOOK 運動連鎖「姿勢調節メカニズム」文光堂(2011年4月・共著)
・活動分析アプローチ「失調症」青海社(2011年4月・共著)
・重度障害者への活動分析アプローチ 上巻「起き上がり動作」「立位へのチャレンジ」青海社(2013年5月・共著)
・ボバースジャーナル「Task Analysis」(2016年6月)
・PTジャーナル「日常生活動作における姿勢制御のアセスメント」医学書院(2018年3月号)
・極める脳卒中の理学療法「ラクナ梗塞における理学療法のポイント」文光堂(2018年11月・共著)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ FAQ|よくある質問
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
Q. 対象はどんな職種・経験年数ですか?
A. 脳卒中片麻痺に関わるPT・OTが主な対象です。神経メカニズムから運動療法まで段階的に解説するため、経験年数を問わずご参加いただけます。
Q. 神経系や脳卒中の経験が浅くてもついていけますか?
A. 定義と神経メカニズムから積み上げる構成のため、初学者でも理解しやすい内容です。
Q. 「評価」だけでなく「介入」も学べますか?
A. はい。姿勢制御・体幹機能を踏まえた評価から、骨盤・体幹の抗重力伸展・肩甲帯セッティングへの介入の順序まで扱います。
Q. 上肢のセミナーで、なぜ体幹や姿勢制御を扱うのですか?
A. 選択的な上肢活動の背景には自律的な姿勢コントロールが不可欠だからです。手が働ける“土台”を整える視点が核心です。
Q. 当日参加できない場合は?
A. 見逃し配信をご用意(配信後2週間視聴可)。ご都合のよい時間に視聴いただけます。
Q. 満足できなかった場合の保証は?
A. 全額返金保証をご用意。所定の条件を満たす場合、購入より1週間以内に全額返金します(条件により返金対象外あり/決済・返金手数料は購入者負担)。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ WEB受講について
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・本セミナーはZoomを使用したWEBライブセミナーです。
・当日参加が難しい場合でも、復習用動画を視聴できます(終了後に案内・2週間限定公開)。
・通信トラブル等で開始が遅れた場合は、遅れた分を延長して実施予定です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ メルマガ登録について
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・受講にはメルマガ会員登録が必要です。お申し込み後、主催者により代理登録されます。
・配信解除はメルマガ内から可能ですが、受講にはメルマガ登録が必要です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ キャンセル規定
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・開催7日前まで:キャンセル料 0%/7日前〜4日前:50%/3日前〜当日:100%
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 全額返金保証について
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・内容にご納得いただけない場合、条件により受講料の全額返金保証があります。
・対象は購入より1週間以内です。決済手数料・返金手数料は受講者負担となります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ その他の注意事項
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
・参加URLや講義資料の第三者への共有・転送はご遠慮ください。
・講義の録音・録画・スクリーンショット撮影はお控えください。
・安定したインターネット環境でご参加ください。
・領収書はマイチケット等から発行できます。インボイス番号が必要な場合は主催者指定の方法で申請してください。
開催日程
日時: 2026/09/19 (土) 09:00 - 12:00
開催場所: オンライン 講師: 北山哲也先生
こんな人におすすめ
留意事項
セミナーに関するお問い合わせ
この機能を利用するには、ログインが必要です。未登録の方は会員登録の上、ログインしてご利用ください。
講師プロフィール
【執筆図書など】 ・活動分析アプローチ:「失調症」青海社,2011年4月 共著 ・重度障害者への活動分析アプローチ上巻: ・「起き上がり動作」「立位へのチャレンジ」青海社,2013年5月 共著 ・ボバースジャーナル:「Task Analysis」2016年6月 ・PTジャーナル:「日常生活動作における姿勢制御のアセスメント」医学書院,2018年3月号 ・極める脳卒中の理学療法:「ラクナ梗塞における理学療法のポイント」文光,2018年11月 共著
関連セミナー
セミナーを開催してみませんか?
XPERTでは、掲載手数料無料で、効果的な集客と効率的なセミナー開催が可能です。
また、XPERTではない外部サイトでの開催や、複数日程の開催、現地開催・オンライン開催の選択など、
様々な開催方法に対応し、スムーズなセミナーの集客・運営をサポートします。
- Feature01
セミナー掲載の手数料は無料
専門家の方々による、情報発信の機会を増やすために、XPERTではセミナー掲載の費用は無料としています。
- Feature02
セミナーの集客力アップ
専門家が多数登録しているため、ターゲットとなる方に効果的にアプローチでき、集客力アップが期待できます。
- Feature03
柔軟な開催方法を選択可能
XPERTでは、単日開催・複数日程の開催の選択や、現地・オンライン開催の選択など、様々な開催方法を提供しています。

