セミナー概要
■全額返金保証
内容にご納得いただけない場合は、料金を全額返金いたします。
※購入より1週間以内が対象となります
※決済・返金手数料はご負担いただきます
※受講はメルマガ登録が必要のため、代理登録を行います
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■充実のアフターフォロー
・2週間視聴可能な復習動画を配信
録画した復習用動画を2週間限定で公開します。セミナー終了後4日後までにお送りします。
・当日不参加でも、後日視聴可能
当日参加できない場合でも、復習用動画を視聴できるのでご安心下さい。
・受講後の質問にも継続して対応
オープンチャット機能を使用し、いつでも質問が可能です。
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【変形性股関節症の隣接関節への影響】
人間が重力下で生きていれば荷重により、骨梁構造を刺激し、それに影響を受けて関節変形や骨変化が生じるのは当然のことです。
我々の対象とするものは、このメカニカルストレスによる関節障害から来る疼痛や運動障害です。
変形性股関節症により股関節の可動域制限や脚長差、筋力低下などの機能障害が生じると、腰椎や下肢で代償機能が働き、膝関節・仙腸関節・対側の股関節など隣接関節への影響がでます。
今回の講習では、股関節や骨盤帯、腰部、膝関節にかかる負荷をメカニカルストレスから分析し、その負荷を軽減させ、対応しうる筋力や代償性の動きの導きを提供する運動療法を様々講義します。
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【身体全体を観察・分析した上で治療していく】
日本整形外科学会での上記診療ガイドラインでは「変形性股関節症と骨盤傾斜・脊椎アライメントとの関連はあるか?」のquestionに対し、
①寛骨臼形成不全による変形性股関節症では骨盤前傾と腰椎前弯が増強している
②高齢発症(およそ60歳以上)の変形性股関節症では若・中年発症に比して骨盤後傾と腰椎後弯の頻度が高い
③変形性股関節症では骨盤側傾と腰椎側弯が伴いやすい
④脊椎の可動性低下は変形性股関節症を進行させる
と回答されています。
「変形性股関節症と膝・足関節症・下肢アライメントとの関連はあるか」に対しては、
1.変形性股関節症では患側および対側の変形性膝関節症の発症や進行のリスクが高くなる
2.変形性股関節症は患側の変形性足関節症や外反母趾などの足部変形のリスクとなる
3.変形性股関節症では膝関節や足部の変形を伴って,下肢アライメント異常を生じることがある
と報告されています。
理学療法を遂行していくには、人間の動きは単関節で解決することは無く常に身体全体を観察し動作分析して、十分培った知識から各々が担当の症例に対し治療技術を駆使して愁訴を解決できるようにすることが責務です。
本講座が皆様の臨床の引き出しの一つになる事を願います。