【運動器治療・リハビリの本質に迫る】
運動器領域の治療・リハビリテーションにおいて、腰痛と臀部痛の的確な評価と治療は常に臨床家の課題となっています。
「腰痛と臀部痛が混在する症例で、本当の原因は何なのか」
「椎間孔狭窄と診断されたが、どう対応すれば良いのか」
こうした臨床現場での切実な疑問に、運動器治療のエキスパートである小野志操先生が、最新のエビデンスと豊富な臨床経験に基づいて答えを提示します。
近年の研究では、従来「非特異的腰痛」として片付けられていた症例の多くが、丁寧な理学所見によって診断可能であることが明らかになってきました。
特に、胸腰筋膜への着目は、慢性腰痛治療に新たな可能性を開くものとして注目されています。
本セミナーでは、椎間関節の病態から胸腰筋膜の役割まで、腰部・臀部の疼痛メカニズムを詳細に解説。
さらに、画像所見の読み方から、理学所見による疼痛発生要因の同定方法、そして具体的な評価・治療手技まで、実践的な内容を徹底的に学んでいただけます。
特に、椎間孔狭窄症例に対する新しい視点からのアプローチや、胸腰筋膜に着目した治療戦略は、これまでの腰痛治療の概念を大きく変えうる可能性を秘めています。
明日からの臨床現場で即実践できる、エビデンスに基づいた最新の評価・治療技術を習得できる貴重な機会です。
セミナー後には、必ずや皆様の臨床アプローチが新たな進化を遂げることをお約束します!
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■講義内容予定
1.腰痛の病態理解と分類
・非特異性腰痛と特異性腰痛の違いと特徴
・椎間関節性、筋・筋膜性、椎間板性の鑑別
・慢性腰痛症例における生物心理社会モデルの考え方
2.神経根性腰痛のメカニズム
・椎間孔狭窄による神経症状の発生機序
・椎体回旋による神経根への影響
・胸腰筋膜による神経後枝外側枝の絞扼
3.胸腰筋膜(TLF)の臨床的重要性
・TLFの3層構造と各層の機能的役割
・慢性腰痛患者におけるTLFの病態(肥厚・硬化・滑走性低下)
・傍脊柱筋膜鞘(PRS)と腰部筋膜間三角(LIFT)の臨床的意義
4.腰臀部の神経支配と痛みの関連
・脊髄神経後枝内側枝・外側枝の支配領域
・椎間関節と多裂筋への神経支配の特徴
・腰神経叢の解剖学的走行と臨床症状
5.理学療法アプローチの実際
・Middle TLFに対する評価と治療手技
・神経根性疼痛に対する回旋方向の治療戦略
・症例別アプローチの選択基準と治療効果
など多数
開催日程
日時: 2025/02/22 (土) 14:00 - 17:00
開催場所: オンライン 講師: 小野志操先生
こんな人におすすめ
留意事項
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講師プロフィール
【著書・DVD】 運動療法に必要な肩関節超⾳波解剖の観察と拘縮治療 ジャパンライム社[DVD] 機能解剖学に基づいた⼈⼯膝関節全置換術後の運動療法 ジャパンライム社[DVD] アスリートにおける股関節痛・⿏径部痛の評価と治療 ジャパンライム社[DVD] 機能解剖学に基づいた腰痛の評価と治療 ジャパンライム社[DVD] 整形外科運動療法ナビゲーション上肢 第1版 メジカルビュー社[分担] 整形外科運動療法ナビゲーション下肢 第2版 メジカルビュー社[分担]
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