従来の電気刺激療法では難治性のしびれ感や異痛症(アロディニア)に対する新しいアプローチ、中枢神経障害による難治性のしびれ感に対する症例に基づいた介入方法の実際、そして、しびれ同調経皮的電気神経刺激(DM-TENS)の理論的背景と臨床応用 ・作用メカニズムについての最新の知見、機能や日常生活活動への影響と、その臨床的意義について解説いたします。
≪本セミナーの内容(順番等、若干の変更の可能性あり)≫
1. しびれ感・アロディニアの神経生理学的メカニズム
• しびれ感のメカニズム
• アロディニアのメカニズム
2. しびれ同調経皮的電気神経刺激(DM-TENS)の実際
• 従来の電気刺激療法との違い
• パラメータ設定の実際
• 適応と禁忌
• 効果判定の方法
3. 最新の研究知見
• 作用メカニズム
• 運動機能への影響
• 長期効果のメカニズム
4. 症例提示と臨床応用
• 中枢神経障害症例
• 横断性脊髄炎症例
• 機能改善への影響
• 日常生活活動への応用
≪こんな方にお勧め≫
☑難治性のしびれ感やアロディニアに対する新しいアプローチを知りたい!
☑電気刺激療法の最新の知見を学びたい!
☑中枢神経障害に伴うしびれ感の治療に悩んでいる!
☑症例に基づいた具体的な介入方法を知りたい!
☑リハビリテーションの効果を高めたい!
≪講師プロフィール≫
西 祐樹(Yuki Nishi) 理学療法士、博士(医学)
【経歴】
- 現在長崎大学, 生命医科学域(保健学系), 助教
- 現在畿央大学, ニューロリハビリテーション研究センター, 客員研究員
2017年4月 - 2022年5月西大和リハビリテーション病院, リハビリテーション部, 理学療法士
【学歴】
2021年9月畿央大学大学院, 健康科学研究科, 博士後期課程修了(健康科学)
2011年4月 - 2015年3月長崎大学, 医学部, 保健学科 理学療法学専攻
【委員歴】
2024年7月 - 現在日本基礎理学療法学会, 広報・渉外部
2022年6月 - 現在一般社団法人 日本ペインリハビリテーション学会, 代議員
2016年4月 - 2021年3月日本理学療法士協会ガイドラインシステマティックレビュー, 脳卒中班
【主な受賞】
2021年5月最優秀賞, 第25回日本ペインリハビリテーション学会学術大会
西 祐樹, 重藤 隼人, 藤井 廉, 大住 倫弘, 森岡 周
2017年9月優秀賞, 第22回日本ペインリハビリテーション学会学術大会
西 祐樹, 大住 倫弘, 信迫 悟志, 森岡 周
2016年10月優秀賞, 第21回日本ペインリハビリテーション学会学術大会
西 祐樹,大住 倫弘,信迫 悟志,森岡 周
【主要な論文(過去5年のみ記載)】
・Case report: A novel transcutaneous electrical nerve stimulation improves dysesthesias and motor behaviors after transverse myelitis
Yuki Nishi, Koki Ikuno, Yuji Minamikawa, Michihiro Osumi, Shu Morioka
Frontiers in Human Neuroscience 18 1447029-1447029 2024年11月6日 査読有り筆頭著者
・Adjustability of gait speed in clinics and free-living environments in people with Parkinson’s disease
Yuki Nishi, Shintaro Fujii, Koki Ikuno, Yuta Terasawa, Shu Morioka
Journal of Movement Disorders 2024年9月23日 査読有り筆頭著者
・Modeling the Heterogeneity of Post-Stroke Gait Control in Free-Living Environments Using a Personalized Causal Network.
Yuki Nishi, Koki Ikuno, Yusaku Takamura, Yuji Minamikawa, Shu Morioka
IEEE transactions on neural systems and rehabilitation engineering : a publication of the IEEE Engineering in Medicine and Biology Society 32 3522-3530 2024年9月11日 査読有り筆頭著者
・Anticipatory postural adjustments mediate the changes in fear-related behaviors in individuals with chronic low back pain
Yuki Nishi, Michihiro Osumi, Shu Morioka
Scandinavian Journal of Pain 2022年11月29日 査読有り筆頭著者
・A novel form of transcutaneous electrical nerve stimulation for the reduction of dysesthesias caused by spinal nerve dysfunction: A case series
Yuki Nishi, Koki Ikuno, Yuji Minamikawa, Yuki Igawa, Michihiro Osumi, Shu Morioka
Frontiers in Human Neuroscience 16 2022年8月24日 査読有り筆頭著者
・Spatial Instability during Precision Grip–Lift in Children with Poor Manual Dexterity
Yuki Nishi, Satoshi Nobusako, Taeko Tsujimoto, Ayami Sakai, Akio Nakai, Shu Morioka
Brain Sciences 12(5) 598-598 2022年5月4日 査読有り筆頭著者
・Kinematic changes in goal-directed movements in a fear-conditioning paradigm.
Yuki Nishi, Michihiro Osumi, Masahiko Sumitani, Arito Yozu, Shu Morioka
Scientific reports 11(1) 11162-11162 2021年5月27日 査読有り筆頭著者
・Changes in Trunk Variability and Stability of Gait in Patients with Chronic Low Back Pain: Impact of Laboratory versus Daily-Living Environments.
Yuki Nishi, Hayato Shigetoh, Ren Fujii, Michihiro Osumi, Shu Morioka
Journal of pain research 14 1675-1686 2021年 査読有り筆頭著者
より詳細はこちら: https://researchmap.jp/y_nishi_pt
開催日時:2025年1月13日(月)20:30 〜 22:30 (20:20入室開始) オンライン:Zoom
2週間のアーカイブ配信あり(Xpertのメールを通じDropbox linkで録画を共有します。迷惑メールのボックスも確認をお願いいたします。)
「参加資格」 医療従事者(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、医師、看護師など)
開催日程
日時: 2025/01/13 (月) 20:30 - 22:30
開催場所: オンライン 講師: 西 祐樹
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講師プロフィール
主な研究分野は疼痛, しびれ感, 運動制御であり, 筆頭論文多数。近年はしびれ感に対するしびれ同調経皮的電気神経刺激(DM-TENS)の研究で注目を浴びている。
過去のセミナーへのレビュー
熊谷志泉
小泉徹悟
今までの薄い知識が深くなるとともに患者さんに対してのキューイング方法も教えて頂き臨床場面で実践...
齊藤大晟
触診、評価、治療と今までオンラインで学んでいたが対面で行うことでよりより深く学べてよかったです...
西角暢修
論文を見ただけではわからない評価方法の詳細や裏側が非常に面白かったです。こういうのがあると誤っ...
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