セミナー概要

開催日程

  • 日時: 2024/12/07 (土) 14:00 - 17:00

    開催場所: オンライン 講師: 中田 眞由美 先⽣

    【次のようなケースでは、どのような感覚検査を行っていますか?】

    臨床では、運動機能に問題がなくても、

    ・物をうまく掴めない
    ・強く握り過ぎてしまう
    ・道具をうまく使えない

    といったケースを経験することがあります。

    このようなケースに対して、どのような感覚検査を行っているでしょうか?


    【感覚鈍麻・重度鈍麻だからといって、諦めてしまっていませんか?】

    また、評価の結果をどのよう解釈しているでしょうか?

    感覚鈍麻あるいは重度鈍麻だからといって、すぐに諦めてしまってはいないでしょうか?

    セラピストが簡単にあきらめてしまえば、患者様の可能性を潰してしまう場合もあるので、可能性をあきらめず、常に方法を模索する姿勢を大事にしたいものです。


    【残存している感覚・知覚を最大限に動作に生かす】

    それでは残存している感覚・知覚を動作に生かすにはどうしたらよいのでしょうか?

    手の感覚・知覚障害があると以下の問題が生じます。

    ・手の知覚による探索、識別が困難
    ・適切な手のフォームで把持できない
    ・把握し続けることが困難
    ・把握した物体を落としてしまう
    ・過度に力を入れて把握する
    ・把持力をコントロールできない
    ・手の中の物体を操作できない
    ・把持した道具が使えない

    このような、動作障害の原因を推測したうえで、知覚から問題の原因を掘り下げ、手の知覚の役割について理解していきましょう。

    さらに、書字や道具操作の練習方法について一緒に考えてみましょう。

    本研修会の演習を通して、感覚・知覚の側面から手の動作や動作障害について分析・解釈し、臨床に活かす方法を学んでみませんか?

    ーーーーーーー

    ■講義内容予定

    1.テクスチャーを感じるときになぜ手を動かすのか?
     ―手の動きと識別の関係とは

    2. 手の中の物体を繰り出す時、手は何を感じている?
     ―手は動くものを感じている

    3. 把握フォームが崩れると手の知覚が活かせないのはなぜ?
     ―知覚と手のフォームの関係とは

    4. 触覚が鈍くなると、なぜ過剰な力を入れて物体を把握するのか?
     ―把持力のコントロールとセーフティマージンの獲得

    5. 触覚入力と固有感覚への入力、間違っていませんか?
     ―触覚と固有感覚の関係とは

    6. 把握に必要な知覚を調べる方法とは?

    7. ペットボトルのキャップを締めるとき、手は何を感じている?
     ―手が感じている貫通触とは

    8. 道具を使うとき、手は何を感じているのだろうか?
     ―道具の操作に必要な知覚ー表面触・遠隔触とは

    9. 知覚から道具操作の練習方法を考えてみよう
     ―練習課題の工夫と段階づけとは

    (※内容は多少変更する可能性があります)

こんな人におすすめ

留意事項

セミナーに関するお問い合わせ

この機能を利用するには、ログインが必要です。未登録の方は会員登録の上、ログインしてご利用ください。

講師プロフィール

【講師著書・DVD等】 2024 あなたは物品を操作する手の動作を分析できますか?手本位が解釈できる鎌倉方式の理解と応用 2019 新 知覚をみる・いかす-手の動きの滑らかさと巧みさを取り戻すために-(共著).協同医書出版社 2013 手を診る力をきたえる(共著).三輪書店 2006 作業療法士のためのハンドセラピー入門(共著).三輪書店など

過去のセミナーへのレビュー

高橋大輔

高橋大輔

5.0点 / 5.0

阿部先生のテンポの良い語りに引き込まれるように集中して講義を受けることができました! 現場人間...

石倉孝樹

石倉孝樹

5.0点 / 5.0

基本的に全て学びになっています。 強いて言うとしたら、「When you hear hoofb...

間宮 隆太

間宮 隆太

5.0点 / 5.0

セミナーを受講させていただきました! 肩関節の触診・評価・運動療法など、様々なことを丁寧に教...

小守 彗太

小守 彗太

5.0点 / 5.0

本日は大変貴重なお時間をありがとうございました。日頃の臨床においてアプローチにつながってこない...

セミナーを開催してみませんか?

XPERTでは、掲載手数料無料で、効果的な集客と効率的なセミナー開催が可能です。
また、XPERTではない外部サイトでの開催や、複数日程の開催、現地開催・オンライン開催の選択など、
様々な開催方法に対応し、スムーズなセミナーの集客・運営をサポートします。

  • Feature01

    セミナー掲載の手数料は無料

    専門家の方々による、情報発信の機会を増やすために、XPERTではセミナー掲載の費用は無料としています。

  • Feature02

    セミナーの集客力アップ

    専門家が多数登録しているため、ターゲットとなる方に効果的にアプローチでき、集客力アップが期待できます。

  • Feature03

    柔軟な開催方法を選択可能

    XPERTでは、単日開催・複数日程の開催の選択や、現地・オンライン開催の選択など、様々な開催方法を提供しています。