【体幹の影響が、どれほど強いのか?】
脳卒中のリハビリテーションにおいて、体幹の重要性は大きいと実感しているセラピストはとても多くおられると思います。
実際、それは事実です。
その理由として体幹筋は、直立保持、重心移動の調節、抗重力活動の調整など、人のありとあらゆる動作の安定性に関連がある、身体の中心を担っている部分だからです。
つまり、体幹の機能が障害されると問題となることがたくさん出てしまいますし、その反面、体幹機能を高めることで、改善することもたくさんあるということです。
臨床においては、まず体幹から、と考えるセラピストが多いのもうなづけます。
ADLの改善は、体幹機能をいかに整えるかに、かかっていると言っても過言ではありません。
それにも関わらず、体幹機能を向上させることを忘れているかのようなリハビリ現場に多く出くわすのも事実で、これは非常に残念なことです。
私達セラピストの役目は、放置されやすい体幹機能の重要性を認識し、機能を最大限に引き出し、生活動作の向上につなげることです。
一番の目標は知識を増やすことではなく、皆さんが実践できるようになって、クライアントの生活機能を向上させていただくことです。
より実践的な知識を手に入れていただくために、症例動画をたくさん用意しているので楽しみにしていてください!
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■講義内容
1.体幹機能を理解する(その必要性と基礎知識)
・腹圧により、脊柱・内臓の位置
・体幹の3つの役割
・腰椎 – 骨盤のアライメントと腹横筋
2.体幹機能の評価とアプローチ
・立ち上がりはスタートポジションが重要
・ハンズオンは姿勢セットをつくり、動き方を変える
・骨盤の前-後傾に伴う腰椎の伸展
・姿勢の違いからみた広背筋の機能
・体幹筋:麻痺側と非麻痺側の特徴
・Graviceptors(重力受容器)
・Straight Line Pathway
・脳卒中片麻痺者のリーチ活動
・片麻痺者の体幹活動の低下
・姿勢筋としての腹直筋の役割
・胸腰筋膜システム(広背筋-大殿筋連鎖)
開催日程
日時: 2024/12/01 (日) 14:00 - 17:00
開催場所: オンライン 講師: 北山 哲也 先生
こんな人におすすめ
留意事項
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講師プロフィール
【執筆図書など】 ・活動分析アプローチ:「失調症」青海社,2011年4月 共著 ・重度障害者への活動分析アプローチ上巻: ・「起き上がり動作」「立位へのチャレンジ」青海社,2013年5月 共著 ・ボバースジャーナル:「Task Analysis」2016年6月 ・PTジャーナル:「日常生活動作における姿勢制御のアセスメント」医学書院,2018年3月号 ・極める脳卒中の理学療法:「ラクナ梗塞における理学療法のポイント」文光,2018年11月 共著
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