【疾患を見るだけでなく、病態の理解と把握、個別に対応できる柔軟性が何より大切】
人の身体はこの疾患だからこの評価、このアプローチというほど単純ではありません。
病態を正しく把握するためには、同じ疾患名であっても、病態は人それぞれ違うということをまず理解する必要があります。
例えば、同じ棘下筋の機能障害であっても、その原因は様々です。
短縮によるものなのか?
筋力低下によるものなのか?
マルアライメントによるものなのか?
軟部組織の拘縮によるものなのか?
断裂などの損傷によるものなのか?
このように、機能障害を起こしている原因はそれぞれ違うのに、同じことをしていても良くなるはずがありません。
逆に、適切なアプローチさえできれば、自然と良くなっていきます。
だからこそ、この疾患は〇〇の評価、〇〇の治療という画一的な考え方では、決して質の高い臨床は望めません。
そこで必要なのが、
「疾患ではなく病態を正しく把握する」
ということです。
病態を正しく把握することで、自然とやるべきこと、気をつけるべきことが明確になります。
このセミナーで、臨床で様々な病態を正しく把握し、治療に応用できる力を身につけてください。
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■講義内容予定
1.複雑な肩関節をシンプル化する
・関節の安定性の決定要因
・筋の弛緩の重要性について
・運動療法の治療の順番をどう決める?
・肩関節の評価の難しさはどこからくるのか?
・肩甲骨の動きの再考
・胸鎖関節がわかれば肩鎖関節は導ける
・肩甲骨を止める評価のススメ
・肩関節挙上動作の運動解析
・後上方関節包へのアプローチ
2.画像読影から運動機能を評価する
・靭帯の付着部に生じた牽引性骨棘肩峰下インピンジメント
・肩峰下インピンジメント肩峰の変形性変化を評価する
・関節包肥厚
・腱板疎部高信号
3.肩甲骨に対する上腕骨の安定性低下の病態理解
・骨頭動揺性の評価
・肩関節周囲の神経支配
4.肩関節周囲の末梢神経障害の病態理解
・肩甲上神経障害の症状
・肩甲上神経と絞扼部位
・肩甲上神経障害の傾向
・リハビリテーションアプローチ
・腋窩神経障害の症状
・Bennett lesion
・腋窩神経障害の運動療法
・QLS症候の機序
・QLS症候の運動療法
・広背筋症候群と血管の関係
・広背筋に対するふたつのアプローチ
開催日程
日時: 2024/10/27 (日) 14:00 - 17:00
開催場所: オンライン 講師: 瀧田 勇二 先生
こんな人におすすめ
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講師プロフィール
【経歴】 平成医療専門学校(現:平成医療短期大学)卒業 国際医療福祉大学大学院 修士課程修了 白金整形外科病院 理学療法教育部長 【講師著書・DVD等】 リハで読むべき運動器画像
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