【立ち座り・移乗動作はステッピングや方向転換など、様々な要素を含んでいます】
立ち座り、移乗動作が改善できれば自宅復帰や自立ができるケースも多く、かなり重要なテーマであり、我々セラピストの腕の見せ所だと思います。
座位姿勢から移乗動作が完了するまでには、立ち上がるだけではなく、ステッピングや方向転換(回旋の要素)に加えて安定した着座動作まで考えていく必要があります。
これは、トイレ動作の下衣操作や歩行などに必要な運動構成要素の一部にもなります。
移乗動作を通してADLにおける課題に気づくことができるように臨床実践から学ぶことの重要性をお伝えできればと思います。
また片麻痺においては、難易度が高すぎると連合反応も出現してしまうため、効率の良い動作が求められます。
立ち座り・移乗動作について基本的な知識と考え方を学び、VTRなどを通して分析を行い、評価と介入まで紹介したいと思います。
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講義内容予定)
■総論
・成人の1日の立ち上がり回数は?
・効率的な運動と代償運動との違い
・立ち上がる前の姿勢と代償戦略の評価
・動画)今から立つにはどちらが効率的か?
・立ち上がり:体幹運動による影響
・前脛骨筋の活動タイミング
・体幹屈曲パターンでは・・・
・片麻痺者の立ち上がりは・・・
・立ち上がり動作におけるシナジー
・健常者と片麻痺者の差異(離臀時)
・セラピスト介入の差異について
・ハンズオンは姿勢セットをつくり、動き方を変える
・運動の自由度と習慣
・Handling(徒手的誘導)の意義
■症例検討
◇1症例目
・着座動作:若年層と高齢者の違い
・着座動作の筋活動(ハムストリングス)
・着座動作の筋活動(大腿四頭筋)
・着座動作の課題
・着座動作における体幹前傾の役割
・体幹前傾角度と COM 制御の関係
・片麻痺者の端坐位を観察すると・・・
・リーチ動作に伴う右下肢の支持性促通
◇2症例目
・トランスファーの評価(車椅子座位~)
・トランスファーの評価(立位~ステップ)
・トランスファーの評価(両脚支持~方向転換)
・トランスファーの評価(移動場所への着座)
・足部への介入
・下肢、骨盤帯の機能的連結を意識する
・Hands onとオリエンテーション(麻痺側下肢の潜在機能を評価)
◇3症例目
・立ち上がり動作の工夫
・自主トレとして(足部の管理)
◇4症例目
・重症例:介助が必要な場合には
など多数
開催日程
日時: 2024/09/23 (月) 14:00 - 17:00
開催場所: オンライン 講師: 北山 哲也 先生
こんな人におすすめ
留意事項
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講師プロフィール
【主な経歴】 1997年4月~2020年3月 山梨温泉病院(現:山梨リハビリテーション病院)リハビリテーション部 理学療法課 課長 2020年3月 山梨大学大学院 医工農学総合教育部修士課程生命医科学専攻 卒業 2020年4月 甲斐リハビリテーションクリニック 副院長 【執筆図書など】 ・PTジャーナル:「日常生活動作における姿勢制御のアセスメント」医学書院,2018年3月号
過去のセミナーへのレビュー
熊谷志泉
小泉徹悟
今までの薄い知識が深くなるとともに患者さんに対してのキューイング方法も教えて頂き臨床場面で実践...
齊藤大晟
触診、評価、治療と今までオンラインで学んでいたが対面で行うことでよりより深く学べてよかったです...
西角暢修
論文を見ただけではわからない評価方法の詳細や裏側が非常に面白かったです。こういうのがあると誤っ...
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