【血液・生化学データのリハビリへの活かし方が分からない方へ】
今回のテーマは、セラピストが苦手とする代表例の一つだと思います。
内部障害のみならず、リハビリテーションに関わるセラピストであれば、必ず押さえておきたいテーマでもあります。
そこで今回は、全4回でセラピストに必要な知識(特にリスク管理。医師や看護師との意思疎通がスムーズになります)について、一気に学んでいただける機会を作りました。
これを機に必要な知識を頭に叩き込んでみてはいかがでしょうか。
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■講義内容
1.糖尿病の血糖・脂質系データの理解
◇状態の把握
・血糖値とインスリンの関係
・HbA1cと解釈時の注意点
・ケトン体の産生と身体症状
・糖尿病の典型的な症状とは
・CPRとインスリン分泌能の指標と解釈方法
・代償と破綻
・C-ぺプチドインデックス(CPI)
・インスリン分泌指数
・HOMA-IR
・TGやコレステロールの解釈方法
・動脈硬化予防としてのコレステロール管理目標
・糖尿病性腎症病期分類
・糖尿病性末梢神経障害
・多発神経障害の症状
・自律神経障害の症状
◇血糖管理
・簡易血糖測定とは
・糖尿病に関わる薬剤とインスリン注射
・血糖値の目標値
・糖取り込みと脂質燃焼のメカニズム
◇運動療法
・糖尿病における運動負荷量と生活指導
・血糖コントロール(減量)に効果的な運動
・HDL-C改善に効果的な運動
・糖尿病における血糖管理のまとめ
・運動療法の注意点と中止基準
2.周術期の血糖管理の理解
◇周術期の血糖管理
・手術後高血糖のメカニズム
・高血糖による感染リスク
・予定手術と血糖管理
・血小板(PLT)とリスク管理
・血糖値から予測する低血糖リスク
・周術期の血糖管理:スライディングスケール法
・低血糖の出現目安
・夜間低血糖
・高齢者糖尿病の血糖コントロール目標(HbA1c)
・周術期における血糖管理のまとめ
など多数
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■アンケート
(PT7年目:満足度9/10点)
ただ炎症が起きているから、貧血が起きているからと運動負荷をあまりかけないだけではなく様々な血液データの意味を知り時系列で追うことでそれぞれの患者様に効果のある運動強度の設定ができると知り勉強になった。
(PT11年目:満足度10/10点)
自律神経障害の患者では起立性低血圧以外にも運動時にバイタルの変動が生じにくいこと、術後の高血糖が生じるメカニズムやどうして術後高血糖が良くないのかがわかったため、臨床でも生かせそうだと感じた。
(PT10年目:満足度10/10点)
凝固、線溶系のデータは難しく、自分でもなかなか勉強できていなかったが、それぞれのデータにどんな意味があり、どのような場面で検査さされ、用いられるのかがわかって良かった。
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■講師紹介
講師:鈴木啓介先生(岐阜保健大学 リハビリテーション学部理学療法学科 講師)
◇経歴
・平成21年:磐田市立総合病院
・平成25年:聖隷クリストファー大学大学院 博士前期課程修了(修士)
・平成28年:聖隷クリストファー大学大学院 博士後期課程修了(博士)
・平成28年:国際医療福祉大学 小田原保健医療学部 理学療法学科 助教
・平成28年:国際医療福祉大学付属熱海病院 非常勤
・平成29年:国際医療福祉大学大学院 保健医療学専攻 理学療法学分野 基礎理学療法領域 助教
・令和2年:国際医療福祉大学 小田原保健医療学部 理学療法学科 講師
・令和3年:岐阜保健大学 リハビリテーション学部 理学療法学科 助教
・令和4年:岐阜保健大学 リハビリテーション学部 理学療法学科 講師
詳しくはリサーチマップを参照ください https://researchmap.jp/keisuke-suzuki
◇講師著書・DVD等
・卒前・卒後教育に使える 理学療法のためのOSCEハンドブック,.アイペック.2022年.(分担執筆)
・中枢神経障害・運動器障害×内部障害を解釈するための臨床検査値活用術 -リハビリテーション治療の実践-.メジカルビュー.2022年.(編集・共著)
・運動学と生体力学の基礎Foundation in Kinesiology and Biomechanics.南江堂.2019年.(共訳)
・リハビリテーションに活かす呼吸・循環モニタリング-モニター心電図から生体情報を読み解く-.メジカルビュー.2019年.(共著)
・理学療法管理学: 良質な医療・介護提供のための管理運営・政策論.南江堂.2018年.(分担執筆)
・リハスタッフのためのイチからわかる臨床検査値活用術.メジカルビュー.2018年.(共著)
・内部障害リハのための 胸部・腹部画像 読影のすすめ.メジカルビュー.2017年.(共著)
◇表彰
・平成25年:第17回静岡県理学療法士学会 優秀賞
・平成28年:第20回静岡県理学療法士学会 最優秀賞
・平成29年:第7回国際医療福祉大学学会 優秀賞
・平成30年:第29回理学療法ジャーナル賞 準入賞
・平成30年:第8回国際医療福祉大学学会 優秀演題賞
◇主な論文
・Co-contraction of lower limb muscles affects gait instability in patients with diabetic peripheral neuropathy. Japanese Journal of Physical Therapy for Diabetes Mellitus, 1(1), 20-30, 2022.
・Relationship between maximum calf circumference and body composition in type 2 diabetic patients. Gifu University of Health Sciences Journal, 3, 14-19, 2022.
・Effect of exercise using sound stimulation on gait function of patients with diabetic peripheral neuropathy: A randomized controlled trial. Open Journal of Therapy and Rehabilitation (OJTR), 7, 79-91. 2019.
・糖尿病性末梢神経障害合併2型糖尿病患者の身体活動量の特徴と運動を行わない理由の調査.プラクティス,35巻2号 214-220,2018.
・糖尿病性末梢神経障害患者の歩行機能が身体活動量に与える影響 -パス解析を用いた検討-.理学療法ジャーナル,51巻(9号) 815-821.2017.
その他40本以上
◇講習会経歴
・「糖尿病性神経障害に対する理学療法の評価とアプローチ」Rehatech Links株式会社 オンライン講習会.2022年
・「検査データを理解して、安全な早期離床につなげよう」岐阜県理学療法士会研修会.2022年
・「血液・生化学データから読み解くリハビリテーションへの応用」株式会社gene リハノメVODコンテンツ.2020年~2022年
・「血液・生化学データから読み解くリハビリテーションへの応用」株式会社gene リハノメVODコンテンツ.2020年~2022年
・「糖尿病の教育入院患者に対する理学療法」神奈川県理学療法士会基礎講習会.2021年.
・「糖尿病理学療法総論」静岡県理学療法士会研修会.2021年
・「糖尿病・薬物療法・食事療法に関連する基本用語と 検査所見の見方」日本糖尿病理学療法学会VODコンテンツ.2021年
その他20回以上
開催日程
日時: 2024/10/06 (日) 14:00 - 16:00
開催場所: オンライン 講師: 鈴木 啓介 先生
こんな人におすすめ
留意事項
セミナーに関するお問い合わせ
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講師プロフィール
【講師著書・DVD等】 ・卒前・卒後教育に使える 理学療法のためのOSCEハンドブック,.アイペック.2022年.(分担執筆) ・中枢神経障害・運動器障害×内部障害を解釈するための臨床検査値活用術 -リハビリテーション治療の実践-.メジカルビュー.2022年.(編集・共著) ・運動学と生体力学の基礎Foundation in Kinesiology and Biomechanics.南江堂.2019年.(共訳)
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