【講義内容】
◇パーキンソン病の嚥下障害とメカニズム
・ヤールの分類と嚥下障害
・肺炎患者の生存曲線
・嚥下障害の原因
・姿勢異常の分析
・on-off現象、wearing-off現象と摂食嚥下
◇パーキンソン病の栄養障害(サルコペニア・フレイルなど)
・PDの頚部異常
・嚥下障害の体験ワーク(体験してみよう)
・食事中の座位チェックのポイント
・舌骨、舌の位置変化と嚥下障害
運動機能と嚥下機能の関連性
・呼吸障害と呼吸筋トレーニング
姿勢を意識した摂食嚥下リハビリテーション
・体幹筋へのアプローチ
・症例検討
・コンディショニング
摂食嚥下障害に対するPT・OT・STができること
・多職種連携の重要性
【まだまだできる、誤嚥性肺炎の予防と改善!】
嚥下障害にどう向き合えば良いのか悩んでおられないでしょうか?
私達にできることは少ないと感じていないでしょうか?
今回の講義を通して
『できることはたくさんある!』
と気づいていただきたいと思っています。
【パーキンソン病の嚥下障害の割合は90%以上!】
PD患者の嚥下障害は予後に関係する重要な因子であり、90〜100%にみられると言われています。
2011年のある研究データによると、パーキンソン病の死因の22%以上が誤嚥・窒息で、ここに肺炎を含めるとそれ以上になります。
パーキンソン病の嚥下障害では、筋の緊張が高くなってしまい、協調性が失われてしまっています。
また姿勢障害や、呼吸障害もあるため、それらを考慮した介入が必要になってきます。
嚥下障害のリハビリテーションは、多職種と連携し、同じ目標に向かって、それぞれの役割を果たすことが何よりも重要です。
また、嚥下障害を咽頭や喉頭などの局所性嚥下機能障害と捉えるのではなく、全身の機能の一部として評価・介入することが大切です。
【明日から使って欲しいエクササイズや座位コンディショニングをご紹介!】
内田先生が実際に臨床でしている、明日から試してみたいと思えるような具体例をご紹介します。
楽しみにしていてください!
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【アンケート】
(PT12年目:満足度10/10点)
嚥下機能・姿勢へのアプローチ方法について知見を得られたことが非常に勉強になりました。また嚥下においても姿勢が重要であると再認識でき、PTでも嚥下機能面を意識してST・OT・その他コメディカルの方たちと連携していきたいと思います。
(OT20年目:満足度10/10点)
体幹へのアプローチの必要性は感じていましたが、腸腰筋・腹斜筋のアプローチでの大きな変化・呼吸筋のトレーニングと日々の訓練に取り入れたい内容が多く、参考になりました。
(ST9年目:満足度9/10点)
パーキンソン病の嚥下リハをする中で、最終的に重要なのは姿勢と呼吸と感じていました。呼吸リハと腸腰筋、腹斜筋へのアプローチ方法が知れてよかったです。
開催日程
日時: 2024/05/18 (土) 14:00 - 17:00
開催場所: オンライン
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講師プロフィール
略歴 平成 8年 大分リハビリテーション専門学校卒業 平成 8年 医療法人愛心会大隅鹿屋病院 平成18年 国際医療福祉大学大学院保健医療学専攻運動動作学領域博士前期課程修了 平成21年 国際医療福祉大学大学院保健医療学専攻運動動作学領域博士後期課程修了 平成19年 健康科学大学健康科学部理学療法学科講師 平成24年 東京医療学院大学保健医療学部リハビリテーション学科理学療法学専攻准教授
過去のセミナーへのレビュー
上野 忍
三宅智大
これからの講座でどんなことをやるのかのイメージがわいたうえで、気のお話で息や稲、米などいろいろ...
島袋史
とてもわかりやすくためになりました。難しくないので、すっと頭に貼ってきた感じでした。ありがとう...
田所佳樹
東洋医学は国家試験用に暗記で勉強していたので、何でその病態が起こるのか分からないまま覚えていま...
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堀本先生、今回も貴重なご講義ありがとうございました。 PTとして求められる品位、とても共感でき...