<慢性腎臓病>
わが国の慢性腎臓病者は約1,480万人と推計されており、約35万人が慢性透析療法を受けています(それぞれ2015年と2020年の統計)。2022年4月には「透析時運動指導等加算」が認められ、慢性腎臓病者に対する運動(運動療法)はますます注目を集めています。慢性腎臓病者の運動は長らく推奨されてこなかった歴史的経緯もあり、運動生理学との関係を含めて学習する機会は多くありませんでした。本講義では、保存期の慢性腎臓病から末期腎不全(慢性透析療法)までの病期別に考慮すべき点について触れながら、トレーニング戦略を考えたいと思います。
開催日程
日時: 2024/03/07 (木) 19:00 - 20:15
開催場所: オンライン 講師: 忽那俊樹、日下さと美、一條幹史
日時: 2024/03/14 (木) 19:00 - 20:15
開催場所: オンライン 講師: 忽那俊樹、日下さと美、一條幹史
<高齢心不全>
高齢心不全療養者(患者)は、低体力/虚弱かつ合併症も多い特徴があります。日常、どのくらい運動をさせていいか分からない、運動が強すぎるのではないか、血圧が低すぎるのではないかなどの疑問を抱くことや、高齢者施設に入所する高齢心不全療養者の生活では強い負荷がかかることはないのではないか、と質問を受けた経験はありませんか。我々は運動負荷を通じて心臓の働きをみています。そのためにも、心臓と他の臓器との関係を理解した上で、運動生理学を復習しながら運動負荷の方法・生活管理について考えてみたいと思います。日時: 2024/03/21 (木) 19:00 - 20:15
開催場所: オンライン 講師: 忽那俊樹、日下さと美、一條幹史
<急性・慢性呼吸不全>
呼吸リハビリテーションは、呼吸困難、運動耐容能、不安や抑うつを改善、健康関連QOLや健康状態を向上させ、入院を予防するエビデンスの確立された治療介入です。呼吸リハビリテーションの中心的構成要素は運動療法であり、呼吸不全患者に対する運動(療法)は標準治療の一部として認識されつつあります。一方で、臨床において呼吸困難感や低酸素血症などの症状を有する呼吸不全患者への適切な運動(療法)の提供は一筋縄ではいかないのが実情ではないでしょうか。本講義では、呼吸不全患者を理解し呼吸不全患者へ適切な運動(療法)を提供するために理解すべき呼吸のメカニズム・呼吸と運動の関係を基礎から復習していきたいと思います。
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講師プロフィール
腎臓病のリハビリテーションのスペシャリストとして、講演活動、教育・研究など多岐でご活躍中です。
心不全のリハビリテーションのスペシャリストとして、講演活動、教育・研究など多岐でご活躍中です。
呼吸不全のリハビリテーションのスペシャリストとして、臨床、教育、研究など多岐でご活躍中です。
過去のセミナーへのレビュー
熊谷志泉
小泉徹悟
今までの薄い知識が深くなるとともに患者さんに対してのキューイング方法も教えて頂き臨床場面で実践...
齊藤大晟
触診、評価、治療と今までオンラインで学んでいたが対面で行うことでよりより深く学べてよかったです...
西角暢修
論文を見ただけではわからない評価方法の詳細や裏側が非常に面白かったです。こういうのがあると誤っ...
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