【術前にすべきことは何か?】
そこが明確になっていれば、術後の成績が変わる可能性が高いです。
また当然ながら術後の関わり方次第でも、予後が良くもなれば悪くもなります。
患者さんは担当セラピストを選べないので、ここの関わり方を担当するセラピストが
「知っているか、いないか」
「意識しているか、していないか」
が患者さんの運命の分かれ目と言えます。
また見るポイント、見るコツさえ一度つかんでしまえば、それほど難しいものではなく、ただ知らなかっただけということに気づかれると思います。
またリスク管理がこれほどまでに重要だったのかと、早めに知っておいて良かったと思っていただけると確信しています。
講師は千葉で有数の白金整形外科病院のクリニックで理学療法教育部長をされている瀧田勇二先生にお願いしました。
非常に分かりやすく、丁寧に教えていただけるため、大変リピート率の高い先生です。
今回のセミナーで少しでも正しい知識と技術を習得して、担当患者さんの人生を良い方向へと導けるセラピストになっていただければ幸いです。
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講義内容予定)
ただ術前術後の知識を詰め込むようなつまらない内容ではなく、画像や病態理解を通して、どんな介入方法をすれば良いのか、想定されるリスクは何か、など実践するための内容になっています。
◇整形リハの基礎知識
・病期を考慮した的確なアプローチ
・整形外科の治療効果を助長するリハビリテーションとは?
・急性期リハの役割
・まずは〇的安定を目指す
・手術療法の基礎知識
・術後合併症の基礎知識
・深部静脈血栓
・早期歩行が推奨される条件は?
・離床・歩行前の注意点は?
・弾性ストッキングは有効か?
・弾性ストッキングによって生じる合併症
・偽関節を予防するためには?
・神経障害
・疼痛(CRPS)
・患者は本当のことを教えてくれない
・なにがなぜ痛いのか?
・CRPS:複合性局所疼痛症候群
・コンパートメント症候群のリハ実施時の注意点は?
◇脊椎固定術・脊椎除圧術
・椎間固定が隣接椎間に与える影響
・生じやすい合併症は?
・術後リハの問題点と対策は?
・手術後の運動療法の考え方
・ポイントは〇〇と△△の比較
◇肩腱板修復術
・生じやすい合併症は?
・再断裂のリスク
・術後リハの問題点と対策は?
◇人工肩関節置換術
・生じやすい合併症は?
・術後リハの問題点と対策は?
・不安定性の要因は?
・脱臼肢位は?
・どの組織が損傷されるのか?
◇橈骨遠位端プレート固定術
・生じやすい合併症は?
・術後リハの問題点と対策は?
◇手根管症候群
・ROMと握力の回復の目安は?
・手術療法と保存療法、リハビリ テーションは異なるか?
◇SLAC wristに対する手術療法
・運動療法では何を考えるか?
◇手指屈筋腱縫合術
・生じやすい合併症は?
・術後運動療法の種類と成績は?
・早期自動運動療法とは?
・早期自動運動療法を実 施するためのポイントは?
・術後リハの問題点と対策は?
◇人工股関節置換術
・把握すべき3つの因子
・生じやすい合併症は?
・術後リハの問題点と対策は?
・骨頭・頚部内旋型(瀧田)
・脊椎前額面アライメント障害
◇人工膝関節置換術
・術後可動域に影響する因子
・把握すべき3つの因子
・生じやすい合併症は?
・術後リハの問題点と対策は?
・TKAの運動療法
・荷重することへの準備
◇前十字靭帯再建術
・再断裂を予防するためには?
・生じやすい合併症は?
・術後リハの問題点と対策は?
・術前リハはなにをする?
・術後の筋トレのポイントは?
・どのくらいの筋力でスポーツ復帰が可能か?
・ACL損傷と関節固有感覚
・固有感覚の回復
◇アキレス腱縫合術
・手術と保存、再断裂しやすいのは?
・術後リハの問題点と対策は?
・アキレス腱断裂は予防できる?
◇足関節果部骨折固定術
・生じやすい合併症は?
・術後リハの問題点と対策は?
・荷重開始はいつから?
・まず腓骨の骨折線からtypeを決定
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講師紹介)
講師:瀧田勇二先生
(白金整形外科病院 理学療法教育部長 )
平成医療専門学校(現:平成医療短期大学)卒業
国際医療福祉大学大学院 修士課程修了
白金整形外科病院 理学療法教育部長
<著書>
リハで読むべき運動器画像
運動器の画像から得られる情報は多岐にわたる。
医療画像は骨,関節,筋など身体の内部を見せてくれる非常に便利なツールである。
一方でその情報が多すぎるために、どこから見て、どこをどう読み判断すればいいか、悩みの種ともなる。
さらにリハビリテーションでは、その情報をどのように活かしていくか、という最大の課題もある。
本書ではそのような課題に応えるため、リハビリテーションで重要なポイントとなる運動器の痛み、関節可動域、安定性・不安定性に焦点を当て、どのように読み解いていくかを画像を交えて詳説した。
また初学者のために、医療画像の基本、X線画像、CT、MRIの原理などもわかりやすく解説した。
画像解剖を理解するための正常画像も掲載し、疾患画像との比較ができるようにした。
運動器疾患のリハビリテーションで役立てられる情報が満載の1冊である。
開催日程
日時: 2024/02/18 (日) 14:00 - 18:00
開催場所: オンライン 講師: 瀧田 勇二先生
セミナーに関するお問い合わせ
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講師プロフィール
平成医療専門学校(現:平成医療短期大学)卒業 国際医療福祉大学大学院 修士課程修了 白金整形外科病院 理学療法教育部長 <著書> リハで読むべき運動器画像
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