高齢化に伴い,大腿骨近位部骨折の発生は加速度的に増加しております.急性期・回復期・生活期といったどの病期においても,理学療法士が大腿骨近位部骨折例に関わる機会は多いと思います.大腿骨近位部骨折例に対して効果的な理学療法を提供するためには,大腿骨近位部骨折の病態を理解し,術式の特徴を理解することが重要です.本セミナーでは新人・若手・中堅理学療法士を対象に,骨折型・術式を考慮した大腿骨近位部骨折例に対する理学療法について理解を深めていただくことを目標とします.
セミナーのアウトライン
・大腿骨頸部骨折と大腿骨転子部骨折の違い
・大腿骨頸部骨折に対する術式別侵襲組織と起こりやすい機能低下
・人工骨頭置換術後の易脱臼性をX線から読み取る
・人工骨頭置換術後の脱臼予防のための過剰な日常生活指導が危険
・人工骨頭置換術後の股関節屈曲時の鼠径部痛の原因は?
・屈曲可動域不良例が靴下着脱動作を獲得するには?
・大腿骨転子部骨折に対する術式別侵襲組織と起こりやすい機能低下
・大腿骨転子部骨折のX線では内側骨皮質の連続性・小転子骨片転位の有無を確認しよう
・大腿骨転子部骨折のX線では骨片の内外側転位に着目しよう
・大腿骨転子部骨折後のスライディングってどうやって評価するの?
・大腿骨頸部・転子部骨折例の疼痛に対するアプローチ
・大腿骨頸部・転子部骨折例に対する筋力トレーニングは不要?
・「筋力低下=筋力トレーニング」はあまりにも短絡的
・大腿骨頸部・転子部骨折後の跛行に対するアプローチ
・大腿骨頸部・転子部骨折例における目標設定の考え方
開催日程
日時: 2023/08/04 (金) 19:00 - 21:00
開催場所: オンライン 講師: 川端 悠士
セミナーに関するお問い合わせ
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講師プロフィール
関連著書 川端悠士:大腿骨転子部・転子下骨折-compression hip screw(CHS)の場合-Evans分類(group 1,2),type1 安定型①-,極める大腿骨骨折の理学療法-医師と理学療法士の協働による術式別アプローチ-,斉藤秀之・加藤浩(編):151-163,文光堂(東京),2017
過去のセミナーへのレビュー
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小泉徹悟
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触診、評価、治療と今までオンラインで学んでいたが対面で行うことでよりより深く学べてよかったです...
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