【セラピストだからこそ必要になる、運動器画像から読み取るべき情報とは?】
セラピストに必要な画像情報は、医師とは全く違います。
セラピストが必要な画像の読み方は、セラピストから学ぶのが鉄則です。
セラピストは、運動機能を評価し、どのようにアプローチするべきかという観点から、
・組織の癒着
・滑走性
・関節運動
・筋力
といった、画像から読み取れる軟部組織損傷、運動療法や生活で考えられるリスクや機能障害のような、セラピストが知りたい情報はセラピスト自身が見つけ出す必要があります。
この運動器画像のセミナーでは、画像に隠された情報を読み解き、運動療法やアプローチに活かせるようになっていただくことを目標としています。
画像からは思った以上に様々な情報が読み取れ、運動療法に活かすことができます。
医師からの情報だけでは不十分です。
ぜひワンランク上の臨床をするために、画像読影のスキルを向上させてください。
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◇アンケート
PT4年目・オススメ度10点:運動器画像については、正直あまり自信がまだないのですが、基礎から丁寧に見るポイントを教えてくださったので、とても良く理解できました。
PT8年目・オススメ度10点:そんなことまで画像から分かるんだなという驚きがありました。療法士に必要な画像の見方が、すごく参考になりました。これからは、教えていただいたポイントを意識して、画像を見るようにします。
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講義内容予定)
◇総論
・運動機能評価としての"読影”はどの組織を読影するのか?
・X線の性質と特徴
・MRIの性質と特徴
・T1強調画像とT2強調画像の違い
・スライス画像の見るポイント
◇画像から読み解く、損傷組織と運動機能の喪失
1.軟部組織損傷を見るポイント
・損傷血管を知るために必要な知識
・損傷した筋は?やってはいけない運動は?
・術前に評価すべきポイントは?
2.骨折
・上腕骨頭の骨折分類
・上腕骨近位端骨折(大結節2part骨折)
・上腕骨近位端骨折(外科頚2part骨折)
・上腕骨近位端骨折(3part骨折)
・上腕骨近位端骨折(4part骨折)
・同じ上腕骨骨幹部骨折、2つの画像の違い
・尺骨鉤状突起骨折
3.神経
・神経の浮腫や腫大をみる
・神経の扁平化をみる
・Monteggia骨折(伸展型)に伴う橈骨神経障害(後骨間神経)
・周囲組織による圧迫をみる、手根管症候群(有鈎骨鉤レベル)
4.炎症
・上腕骨外側上顆炎(骨髄浮腫なし)
・上腕骨内側上顆炎(骨髄浮腫あり)
・上腕二頭筋長頭腱炎
・鳥口(突起)下滑液包炎
・肩甲下滑液包炎
5.脂肪
・肘関節滑膜外脂肪叢とfat pad sign
・supinator fat plane
6.靭帯
・靭帯損傷をレントゲンで読む
・TFCC損傷、読影のポイント
・三角線維軟骨複合体損傷
・肘関節内側側副靭帯損傷(連続性、たわみ、信号変化)
7.アライメント異常
・肩峰下インピンジメントの見るポイント
・靭帯の付着部に生じた牽引性骨棘(肩峰下インピンジメント)
・上腕骨頭の上方変位
8.筋
・肩甲下筋腱の結節間溝への進入
・関節包肥厚
・腱板疎部高信号
・棘上筋ストレイン(1度肉離れ)
・腱板断裂後の脂肪浸潤(棘上筋)
・再断裂のリスクが大きいかどうか
その他、時間の許す限り、多数の画像を提示して解説します
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講師紹介)
講師:瀧田勇二先生
(白金整形外科病院 理学療法教育部長 )
平成医療専門学校(現:平成医療短期大学)卒業
国際医療福祉大学大学院 修士課程修了
白金整形外科病院 理学療法教育部長
<著書>
リハで読むべき運動器画像
運動器の画像から得られる情報は多岐にわたる。
医療画像は骨,関節,筋など身体の内部を見せてくれる非常に便利なツールである。
一方でその情報が多すぎるために、どこから見て、どこをどう読み判断すればいいか、悩みの種ともなる。
さらにリハビリテーションでは、その情報をどのように活かしていくか、という最大の課題もある。
本書ではそのような課題に応えるため、リハビリテーションで重要なポイントとなる運動器の痛み、関節可動域、安定性・不安定性に焦点を当て、どのように読み解いていくかを画像を交えて詳説した。
また初学者のために、医療画像の基本、X線画像、CT、MRIの原理などもわかりやすく解説した。
画像解剖を理解するための正常画像も掲載し、疾患画像との比較ができるようにした。
運動器疾患のリハビリテーションで役立てられる情報が満載の1冊である。
開催日程
日時: 2023/06/10 (土) 14:00 - 17:00
開催場所: オンライン 講師: 瀧田 勇二先生
セミナーに関するお問い合わせ
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講師プロフィール
平成医療専門学校(現:平成医療短期大学)卒業 国際医療福祉大学大学院 修士課程修了 白金整形外科病院 理学療法教育部長 <著書> リハで読むべき運動器画像
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