なぜPTが上肢を改善できるようになる必要があるのか?
下肢の機能や歩行能力を改善させたければ
歩行能力の改善を図るためには上肢機能にも着目する必要があります。
これからは上肢と下肢に両方アプローチするのがPTのスタンダードになっていくでしょう。
歩行における上肢の役割の例として
・重心の垂直方向への角度軽減
・床反力の軽減
・下肢の負担軽減
・エネルギー軽減
・酸素消費軽減
などが示唆されています。
しかし脳卒中における上肢機能改善の重要な意味は他にもあります。
上肢機能を改善させることで、下肢の筋緊張の軽減にもつながることをご存知でしょうか?
またセラピストが肩甲帯をうまく誘導することで歩容に良い変化が見られるようにもなります。
今回は最新の知見と臨床実践の紹介をさせて頂き、皆様と共に歩行における上肢の役割(手を振ることの意義・効果)について再考します。
このセミナーが終わった時、PTの皆さんはきっと
今まで上肢に対してアプローチしてこなかったことを後悔し、これからアプローチすることで、どんな変化を起こせるようになるのか楽しみになることでしょう。
【セミナー内容】
1.総論
・歩行中手を振ることの有益性
・歩行時の腕振りと床反力
・歩行時の上肢の役割
・歩行時の上肢スイング
・上肢アライメントの影響
・ライトタッチ 求心性感覚入力
2.上肢機能と立位バランス
・立位での評価:肩の動きと姿勢の変移
・全身を評価:右肩甲帯と他の部位は?
・治療介入:骨盤体幹の選択的運動を促通
・上肢機能に対する介入(ライトタッチ)
・リーチ動作に伴う右下肢の支持性促通
・介入前後の筋活動の違い
・介入前後の重心動揺の違い
3.上肢機能と歩行
・裸足歩行時の下肢筋活動
・上肢誘導時の下肢筋活動
・CPG 制御機構 (小脳との関係性)
・状況に応じて腹横筋は 非対称に働く?
・歩行の安定を考える
・上肢の振りすぎは良くない?
・アームスリングの位置は前で良いのか?
4.下肢機能について
・立脚後期における股関節伸展と足部の活動
・Backward stepのすすめ
・症例紹介
開催日程
日時: 2023/01/08 (日) 14:00 - 17:00
開催場所: オンライン 講師: 北山 哲也先生
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講師プロフィール
医科学修士 日本理学療法士協会 神経系専門理学療法士 / 脳卒中認定理学療法士 IBITA/JBITA Bobath Bsic course instructor IBITA Appeal and Grevans Committee 日本神経系理学療法学会 運営幹事 山梨県理学療法士会 生涯学習局長(理事) 糖尿病理学療法ガイドライン作成委員
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