【第1回(6/19):肩関節障害の全体像と分類】
肩関節痛は、腰痛や膝に次いで多い訴えであり、整形外科外来で私たち理学療法士が頻繁に遭遇する症状の1つと言えます。しかし、3-4年という理学療法士養成校のカリキュラムでは、肩関節障害に対する理学療法の学習に十分な時間を割くことは難しいと感じています。勤務環境によっては、卒後一定の年数を経てもほとんど肩関節疾患を担当しないこともあるため、病棟から外来に勤務環境が変わった時や転職したタイミングで困る、といった苦労話を聞くこともあります。
この全3回のセミナーでは、肩関節理学療法の入り口に立つ理学療法士が、より自信を持って臨床に臨めるようになることを目指します。まずは肩関節理学療法の全体像を学び、続いて臨床で遭遇しやすい、腱板損傷に対する理学療法評価・治療について理解を深める、という手順で進めていきます。
第1回では、まず肩関節障害を分類していくステップについて紹介します。理学療法士が診断行為を行うことはありませんが、病態を正確に捉えることができれば、医師とのコミュニケーションを円滑に進めたり、治療がうまく進まない時に別の可能性を考えることができるため、とても大切なことだと考えています。腱板損傷に限らず、あらゆる肩関節疾患をみる上で、押さえておきたいポイントになると信じています。
主な講義内容は以下の通りです。
1) ステップ1:スクリーニング
a) レッドフラッグ
b) イエローフラッグ
2) ステップ2:病態解剖分類
a) 非力学的要因による肩の痛み
b) 力学的要因による肩の痛み
c) 肩関節以外に由来する肩の痛み
3) ステップ3:理学療法分類
a) 組織過敏性に基づく分類
b) 機能障害に基づく分類
ZOOMミーティング機能を利用したWebライブ形式です。
※復習用,当日急用で参加が難しい,等に対応するため,後日視聴できるアーカイブ放送をご用意しております。
ZOOMはPC,タブレット,スマートフォンでご参加いただけます(PC&インターネットをご利用いただける方は,可能な限り,PCからのご参加をお勧めいたします)。
参加者の皆様は,ZOOMのインストールを【事前】に行ってください。
<zoomインストールページ>
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開催日程
日時: 2022/06/19 (日) 08:30 - 10:00
開催場所: オンライン 講師: 坂雅之
日時: 2022/07/10 (日) 08:30 - 10:00
開催場所: オンライン 講師: 坂雅之
【第2回(7/10): 肩関節の評価と考え方ー腱板損傷を例にー】
本セミナーでは、私がこれまでに集めてきた科学的情報、蓄えてきた臨床経験に基づき、腱板損傷の病態評価をどのように行うか、そして治療につなげる機能評価をどのように進めるかについて紹介いたします。病態評価から予後を予測し、機能評価から具体的な介入計画を立てるそのプロセスを共有できたらと思います。
主な講義内容は以下の通りです。
1) 腱板損傷の病態
a) 腱板損傷と疼痛の関係
b) 腱板損傷パターンと肩甲骨、上腕骨運動の関係
c) 腱板損傷パターンと挙上機能の関係
2) 病態評価(病態解剖分類)
a) 問診
b) 頸椎自動運動検査
c) 視診・触診
d) 肩関節運動検査(自動運動・他動運動・抵抗下運動)
3) 機能評価(理学療法分類)
a) 組織過敏性に基づく分類
b) 疼痛誘発・緩和検査
c) 姿勢・アライメント評価
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開催場所: オンライン 講師: 坂雅之
【第3回(7/31):肩関節の治療と運動療法ー腱板損傷を中心にー】
1) 保存療法
a) 組織過敏性に基づく理学療法(組織過敏性が高い場合)
i) 日常生活指導
ii) 運動療法
b) 機能障害に対する運動療法(組織過敏性が低い場合)
i) 肩甲骨運動の修正により疼痛が緩和する場合
ii) 上腕骨頭運動の修正により疼痛が緩和する場合
iii) 回旋筋腱板に対する段階的エクササイズ
c) 日常生活活動制限に対する運動療法
i) 挙上動作
ii) 更衣動作
iii) 結帯動作
d) 保存療法に期待できる効果と限界
2) 術後療法
a) 腱板修復術後の課題と理学療法のポイント
i) 術後再断裂の危険因子
ii) 術後可動域制限の危険因子
iii) 腱板修復術後の治癒過程と修復腱の強度
b) 腱板修復術後理学療法プログラム
i) 保護期
ii) 回復期
iii) 修正期
iv) 強化期
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過去のセミナーへのレビュー
熊谷志泉
小泉徹悟
今までの薄い知識が深くなるとともに患者さんに対してのキューイング方法も教えて頂き臨床場面で実践...
齊藤大晟
触診、評価、治療と今までオンラインで学んでいたが対面で行うことでよりより深く学べてよかったです...
西角暢修
論文を見ただけではわからない評価方法の詳細や裏側が非常に面白かったです。こういうのがあると誤っ...
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