1日目:慢性腰痛に対する運動療法としてのピラティス
〜モーターコントロールテストとベーシックマットピラティスの紹介〜
近年の研究によると、慢性腰痛に対する運動療法として、ピラティスが痛みの軽減や機能障害の改善において非常に高い効果を示すことがメタアナリシスで報告されています。
慢性腰痛は多くの要因によって引き起こされるため、単に筋力を高めるストレングストレーニングや、柔軟性を向上させるストレッチだけでは十分な効果が得られないことがあります。そこで重要になるのが「運動制御」、つまりモーターコントロールです。これは、特定の動作に対して必要な筋肉が適切なタイミングと量で働く能力を指します。
私たちは、このモーターコントロール機能を筋力や可動性の評価と同様に簡単に評価できる方法として、モーターコントロールテストを開発しました。また、この機能を改善するためのマットピラティスエクササイズを厳選し、リハサク様と共にエクササイズ動画を制作しています。
本セミナーでは、ピラティスの基本的な理論を学び、実際にご自身で行えるモーターコントロールテストと、それを改善するためのマットを使ったベーシックなピラティスエクササイズを解説します。参加者の皆様には、慢性腰痛の改善に向けた具体的なマットピラティスアプローチを体感していただける内容となります。
開催日程
日時: 2025/09/04 (木) 21:00 - 22:30
参加費: 外部決済 講師: 増渕 喜秋、伊牟田 真樹
日時: 2025/10/02 (木) 21:00 - 22:30
参加費: 外部決済 講師: 増渕 喜秋、伊牟田 真樹
2日目:シニアに対するピラティスメソッド
〜動かすべきはどこか、避けるべきは何か〜
本セミナーでは、ピラティスメソッドがシニアの健康増進に適している理由を、Joint by Joint theoryの視点から分かりやすく解説します。首・腰・膝といった痛みを抱えやすい部位を守りながら、隣接する胸椎・股関節・足関節といった“本来動かすべき関節”をいかに機能させるかを考えていきます。
また、一口にシニアと言っても、アクティブに活動できる方から日常生活に支援が必要な方まで、その状態はさまざまです。こうした多様性を理解し、「どの程度のリスクを抱えているか」という“シニア度”を的確に見極めた上で対応する力が、健康増進を目的とする現場では欠かせません。
さらに、「何をするか」だけでなく、「何を避けるか」という視点も重要です。高齢になると多くの方が何らかの病名を持っていますが、必ずしもその症状が現れているとは限りません。病名に必要以上に縛られず、可逆的なものと不可逆的なものを正しく理解し、進行や悪化を防ぐために適切な知識と管理意識を持つことが大切です。
本セミナーを通じて、シニアが自らの体を正しく理解し、自立した生活を続けられるようサポートするための考え方と、ピラティスの具体的な活用法を学びましょう。
セミナーに関するお問い合わせ
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講師プロフィール
株式会社Physio Conditioning 代表 理学療法士 認定理学療法士(運動器) NCPT:全米認定ピラティス教師
株式会社Physio Conditioning 理学療法士 NCPT:全米認定ピラティス教師 骨粗鬆症マネージャー
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