セミナー概要

開催日程

  • 日時: 2025/10/12 (日) 10:00 - 17:30

    参加費: 外部決済 講師: 後藤 玄

    通常の視力検査で行われるのは「遠くの小さいもの見る力」という、数多くある視覚機能の内の1つを調べているにすぎません。

    視覚機能に異常があると、全身の緊張、姿勢代償、行動の遅延、痛みや不調など様々な問題が生じます。

    視覚の負担を人質の様に取られ、四肢の緊張や体幹の感覚を感じとることができない人が多く存在します

    眼を使わなければ眼の問題は起きませんが、眼を使っているかぎり視覚の問題が起きます。

    視覚性緊張の高い人は近距離でディスプレイ等をみると自律神経症状が出ます。

    マッサージや運動をして体調がよくなっても、スマホを見たら元通り。
    近業やデジタルデバイスを1日に平均6時間、スマホを覗く回数は1日に平均80回も見るようになった現代人にとって、視覚の状態を知ることと視覚を治療することはもはや避けては通れないでしょう。

    眼からどんなことがわかるのか? 視覚に治療家が介入することでどの様な変化が起きるのか? 眼だけではなく、体を全体システムとして考えるべき理由 などを色々な臨床の実例と合わせてご紹介させていただきます。


    『スケジュール』

    コース1・解剖・眼位・眼球運動
    10月12日(日)10:00~13:00

    コース2・周辺視野に介入する緊張や痛みの抑制
    10月12日(日)14:30~17:30

    コース3・体性感覚・前庭・視覚の協調
    10月13日(月・祝)10:00~13:00

    コース4・リラクゼーション(ダイナミック・スタティック)
    10月13日(月・祝) 14:30~17:30


    コース1から順番に受講されることをお勧めします。


    『コース1・解剖・眼位・眼球運動』
    10月12日(日)10:00~13:00


    『コース1で目指す到達目標』

    ・視覚系の基礎知識(構造・働き・役割)を理解する
    ・両眼の初期位置(眼位)バランスの評価と数値化の方法・技術を習得する
    ・眼球運動の種類(パスート・サッケードなど)と、それぞれの臨床的な活用法を学ぶ

    『主な内容』

    ・眼球、眼の筋肉、神経の解剖学
    ・眼球運動の種類と評価
    ・脳からの下降路と脳への上降路、意識できる経路と意識できない経路、それらの役割と入力の種類
    ・眼を動かす筋肉の6本の外眼筋の単眼での作用と両眼での目的別作用
    ・斜視と斜位
    ・眼位の測定(カバーテスト、ヒルシュベルグ法、マドックス法、ポラテスト)
    ・涙液の作用と評価
    ・視覚経路
    ・視覚機能
    ・その他


    『コース2・周辺視野に介入する緊張や痛みの抑制』
    10月12日(日)14:30~17:30


    『コース2で目指す到達目標』

    ・空間認知や奥行き知覚、周辺視など、身体感覚と深く関わる視覚機能の基礎を理解する
    ・空間認知のエラーや感覚情報の不足が引き起こす痛み・筋緊張・重心制御不全のメカニズムを学ぶ
    ・利き眼テストや両眼視評価を用いて、視覚からの感覚入力による評価と介入法を実践的に習得する

    『主な内容』

    ・空間認知とは
    ・運動と空間認知の関係
    ・周辺視
    ・奥行き知覚の手がかり
    ・両眼視不良の問題
    ・抑制
    ・中心感覚
    ・オプティックフロー
    ・網膜対応、偏心固視
    ・利き眼テスト(NPCテスト、穴あきカードテスト、ローゼンバッハテスト、Dominance Wand)
    ・感覚情報の不足による緊張と重心制御不全
    ・左が得意なこと、右が得意なこと
    ・評価と介入エクササイズ
    ・その他


    コース3・体性感覚・前庭・視覚の協調
    10月13日(月・祝)10:00~13:00


    『コース3で目指す到達目標』

    ・感覚統合(視覚・体性感覚・前庭)における重み付けと姿勢制御戦略を理解し、視覚機能が最適化される身体環境への介入アプローチを実践的に習得する

    『主な内容』

    ・感覚の重み付け
    ・姿勢制御
    ・体性感覚・前庭覚について
    ・深部感覚とリファレンスセンター
    ・コアスタビリティーとグラウンディング、その感覚入力
    ・共感覚
    ・背外側系と腹内側系
    ・運動の発言様式
    ・頚部頭蓋複合体
    ・前庭反射の応用
    ・頸椎の運動学
    ・セントラルパターンジェネレーター
    ・その他


    コース4・リラクゼーション(ダイナミック・スタティック)
    10月13日(月・祝) 14:30~17:30


    『コース4で目指す到達目標』

    ・視覚入力によって生じる身体的・精神的な緊張のメカニズムを理解する
    ・輻輳・調節・AC/A比・屈折などの視機能特性を通じて、視覚性緊張をコントロールする介入方法を学ぶ
    ・感情・無意識の働きや、視覚介入における原理原則を踏まえたリラクゼーション技法と応用的な介入戦略を習得する

    『主な内容』

    ・視覚性緊張
    ・調節と調節力
    ・4種類の輻輳
    ・AC/A比
    ・眼の屈折
    ・眼の外転と身体の外転動作のリンク
    ・無意識の心の作用
    ・感情の必要性
    ・事実と真実の違い
    ・近見反応
    ・一歩進んだブロックストリングの使い方
    ・ダイナミックリラクゼーション
    ・コントラスト感度とパーミング
    ・その他

こんな人におすすめ

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講師プロフィール

過去のセミナーへのレビュー

畠山幸夫

畠山幸夫

3.0点 / 5.0

実際の評価から治療内容見せていただけたらうれしかったです。

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