脳振盪後に認知機能の検査は行います。しかし、その後に何を行えば良いのか...そのように迷っている方は多いのではないでしょうか？

今回の１つのテーマに絞ったオンライン脳振盪セミナーは「脳振盪と認知機能 ~SCATの実施だけで終わっていませんか？~」と題し、12月18日(月)に開催いたします。
※認知機能エクササイズシートも提供します

脳振盪後に誘発される可能性のある代表的な症状として「認知機能の低下」があげられるものの、認知機能と言っても幅が広いため、その点を頭で整理しておく必要があります。

SCATで含まれているような単語での記憶、数字の逆唱以外にも認知機能を使うタスクはたくさんあります。普段は何気なくできていることも、脳振盪後にスムースにできなくなったり、実は日常生活で認知機能を働かせていることがたくさんあることに気づきます。

またアスリートに関しては、段階的競技復帰をさせていく過程で、急に複雑な要素(ダブルタスク、デュアルタスク、認知的要素)を加えた際に症状が誘発されることもよく耳にします。

またいつもお伝えしている通り、脳振盪は誰にでも日常生活で起こりえます。すでに認知機能の低下している高齢者の方が転倒などにより頭部外傷を負った際、骨折などの外傷の有無に目がいきがちですが、この認知機能の確認も非常に大事です。もしかしたら、衝撃によって一時的に低下しているだけかもしれないからです。それを加齢による認知機能と捉えてしまって、実はエクササイズなどをしたら回復するかもしれないのに何せずに症状が進行してしまうのは表現が合っているのかはわかりませんがもったいないです。やれば回復する可能性があるかもしれないので。

普段考えてるそんな話も少し加えてお伝えしようと思います。

【日時】
12月18日(月) 20:30-22:00
※講義75分、質疑応答・ディスカッション・情報共有15分を目安にしています

【内容】
・脳振盪後の認知機能の変化
・SCATに含まれる認知機能検査の復習
（何を評価しているのか）
・認知機能の種類と具体例
・競技復帰に必要な認知機能
・認知機能のエビデンス
・認知機能エクササイズ例　など