【内容】
① 脳振盪の基本的な評価であるSCATの実技と変更点の確認
・SCATに関する事前学習動画(SCAT6の変更点含む)
・SCAT6の変更点の確認
・SCATを実施するうえでの注意点と結果の捉え方
・SCATの結果からリハビリテーションへの活用方法
開催日程
日時: 2023/12/09 (土) 14:00 - 17:30
参加費: 外部決済 講師: 中本 真也
日時: 2023/12/10 (日) 09:30 - 16:30
参加費: 外部決済 講師: 中本 真也
9か月ぶりに関西での開催です!
「脳振盪の評価とマネジメント」12月9、10日(土日) @大阪
今回はなんと、Buffalo Concussion Treadmill / Bike Test(バッファロー脳振盪トレッドミル/バイクテスト)が初めて組み込まれました!
脳振盪後に低下した機能や症状の誘発の有無を確認するために平衡機能が含まれたSCAT、および前庭機能・眼球運動機能の評価を行うことは非常に重要です。
しかし、もう1つ重要な点があります。それは運動です。脳振盪後にどの程度の運動であれば開始しても良いのか、どのくらいの強度、どのくらいの時間であれば、症状の悪化を防ぎながら運動を始められるのか。
昨年の国際スポーツ脳振盪会議でも大きく発表されましたが、脳振盪後に絶対安静にしていても症状が長引くことを防ぐことができない、防げるというエビデンスがない、という内容がありました。
症状は残っていながらもできる範囲で運動は開始した方が良い、という見解です。しかも、なるべく早い段階で、です。
もちろん症状がまだまだ酷い場合を除きますが、他の外傷と同様、絶対に安静にしていても低下した機能は回復しません。むしろ、体力は落ちていってしまう可能性はあります。
私も昔(SCAT3を使用していた時代)は、症状がなくなるまで運動は中止していたり、ようやく開始しても根拠なくバイクでゆっくり漕ぐ、ということしかやっておりませんでした。
しかし、他の外傷同様、しっかり評価を行い、その結果を基に処方したエクササイズ、トレーニングであれば症状をしっかりコントロールしながら実施できる。運動が実施できれば体力の低下も防げますし、回復過程にも良い影響がある、というのが最新の見解です。
脳振盪後の運動負荷テストとして世界的に一番有名なBuffalo Concussion Treadmill / Bike Test。
今回はそれも含めて対面の実技セミナーで実践していきます。
引き続き、受講者の背景・レベルに合わせて、各項目のみを受講することができるスタイルにもしています。
①のSCATに関しては、最近発表されたSCAT6の実技とその変更点の確認を行います。なぜそのような変更になったのか。是非実際に体験してみてください。
①も②もそれぞれ、SCATおよび前庭機能・眼球運動機能の評価に関する事前学習動画を視聴してもらったうえで、対面セミナー内では実技をメインに進めます。
前回もお伝えしましたが、①と②に分けた理由としては、まだまだ脳振盪のことを学び始めたばかりの方には全ての内容を理解するには重すぎるかも、とフィードバックをいただいた時もあり、「まずはSCATから」の声にお応えした形です。是非、「脳振盪の基礎知識」を受講された方は、こちらからご検討ください。
脳振盪は頻繁に起こる傷害ではないかもしれません。
しかし、知識、そしてその知識を活かして行動に移せる準備をしておくことで、適切な対処・対応につながり、より良い選手サポートに繋げられると思っています。
脳振盪は学ぶことが多いけれど、最低限SCATはしっかり実施できるようにしておきたい!という方は是非、SCATの実践から始めてみてはいかがでしょうか?
【日時】
12月10日(日)
②前庭機能・眼球運動機能の評価 9:30~12:30
③Buffalo Concussion Treadmill / Bike Testの実践 13:30~16:30
※①、②、③ともに2時間程度の事前学習用動画を見ていただき、当日は実技とディスカッションのみ行います
【内容】
② 脳振盪における前庭機能と眼球運動機能の評価
・前庭機能・眼球運動機能の評価に関する事前動画
・VOMS(Vestibular Ocular-Motor Screening)の説明
・一般的な前庭機能・眼球運動機能の評価とVOMSとの違い
・追従性眼球運動、跳躍性(サッケード)眼球運動、輻輳眼球運動
・前庭動眼反射(VOR:Vestibular Ocular Reflex)
・視覚運動感度テスト(VMSテスト:Visual Motion Sensitivity Test)
・自覚的症状と客観的所見
③ Buffalo Concussion Treadmill / Bike Testの実践
・BCTT/BCBTの実施方法の確認
・禁忌事項の確認
・安全面への配慮
・測定環境による微調整の例
【場所】
追手門学院大学トレーニングセンター
567-0008
大阪府茨木市西安威1-5-21
【参加費(税込み)】
① ¥16,500
② ¥22,000
③ ¥16,500
①②③全て¥44,000
セミナーに関するお問い合わせ
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講師プロフィール
カナダ公認理学療法士 2010年にアルバータ州立大学理学療法科修了後、エドモントンのスポーツクリニックで勤務。NHLのエドモントンオイラーズや北米独立リーグでも活躍。アイスホッケー、フットボールが盛んなカナダではよく起こる脳振盪。セラピストとして、当たり前に評価・マネジメント・リハビリテーションができないといけない状況で得た経験・知識を日本でも広めるため活動中。
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