セミナー概要

開催日程

• 日時： 2023/09/17 (日) 10:00 - 17:00

  開催場所： 東京都

  ■こんなクライアントさんで困ることがありませんか？
  ・痛い場所を動かすまたは触られるのが怖い
  ・痛い場所の関節や筋、末梢神経に介入しても変化を感じない
  
  ■セミナー後に何ができるようになるか？
  ・痛みに敏感な方への対応に自信を持てる。
  ・繊細な筋膜へのタッチを習得してクラアントさんの感覚を変容させることができる。
  ・運動恐怖を克服してもらうために神経科学的知識を臨床に必要十分で習得できる。
  ・アメリカ（TBC）やオーストラリア（CFT）の枠組みを筋膜へのアプローチに取り入れることができる。
  
  重要な感覚器としての役割を担っていることが明らかになってきている「筋膜」。そこへのタッチの技術の習得によって感覚の変容を促す（末梢感作への対応）方法をお伝えしていきます。さらに、末梢への介入と並行して中枢感作（特に運動恐怖）に神経科学的背景を用いてどのように対応しているか？TBCとCFTの枠組みも取り入れながら対応している実際をお伝えしていきます。
  
  ■理論編（オンライン）2023/8/28（月曜日20:00〜22:30）アーカイブ2週間
  
  総論
  ・痛みの定義
  　末梢感作
  　中枢感作　
  　侵害受容性疼痛
  　神経障害性疼痛
  　痛覚変調性疼痛
  ・徒手療法に使う末梢感覚の種類
  
  末梢感作（筋膜障害）
  ・筋膜の基礎
  ・筋膜障害の起きる場所のインタビューによる特定方法
  
  中枢感作（運動恐怖）
  ・ノシボ効果とは？
  ・恐怖-回避モデル
  ・バイオサイコソーシャルモデル
  
  介入の枠組み
  ・ピッツバーグ大学のTBC: Treatment Based Classificationの紹介
  　Symptoms modulation
  Movement Control
  Functional Optimization
  ・CFT: Functional Cognitive Functional Therapyの紹介
  Making sense of pain
  Exposure with control
  Lifestyle change
  ・段階的運動増加vs. Exposure（曝露）
  
  ■実技編（対面） 2023/9/17（日曜日10:00〜17:00）
  昼休憩（1時間程度）を含む
  
  ・不快感を生じずにタッチを行う技法
  ・力を使わずに人体を動かす技法（ワーク）
  ・層を分けるタッチの技法
  ・触覚、圧覚、筋膜モビリゼーションを用いた末梢脱感作法
  ・Symptoms modulationにおける手技：胸椎および腰椎の関節マニピュレーション（スラストテクニック）
  
  ケースベースディスカッション
  ・頚部回旋障害症例
  ・整形外科テスト等で全く痛みを生じない左膝痛症例
  ・股関節骨切り後も全く痛みが取れず松葉杖をついていた症例を予定
  
  講師
  ・須賀康平, PT, MS, DPT, AVPT, Fascial Manipulation®︎ Specialist
  
  NY在住の理学療法士。世界で初めて行われたFM認定試験にイタリアで合格。アメリカの臨床大学院を2つ修了し、在学中には東京2020パラリンピックでも活躍をした。現在はNYの理学療法クリニックにて、筋膜徒手療法と痛みの科学を融合させて主に難治性疼痛のある方の治療にあたっている。より総合的にヒトを診るために2023年にAVPT: Advanced Vestibular Physical Therapistの認定も取得。
  
  会場/エバーウォーク両国
  東京都墨田区石原3-27−10 原田ビル1階
  
  「参加資格」
  理学療法士に限らずご参加いただけますが、
  ・解剖、神経生理学的背景がないと十分に理解できない可能性がある
  ・最新の研究をレビューというよりは痛みの科学と徒手療法をどう融合するかのアイディアと技術をお伝えするもの。
  ・Fascial manipulation®︎（筋膜マニピュレーション）の資格を得られるものではない。
  ・以前にセミナーに参加していただいた方はオーバーラップする部分がある。
  以上のことをご了承くださいませ。
  
  定員
  16名
  
  受講料金
  3万円

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留意事項

参加方法