セミナー概要
「痛くてなかなか寝られないんです。」
「痛くて動かせません。」
「ここまでは上がるんですけど、それ以上あげようとすると痛くて、、、だから服を着るのが辛かったりします。」
患者さんからこんな訴えを問診時に聞くことがよくあります。
肩関節特有の夜間痛だったり、ADL動作への制限だったりします。
患者さんたちは日々、痛みと動きにくさに悩んでいるわけです。
肩関節はその特性上、痛みに敏感になりやすく、関節の動きに制限がかかりやすいです。
だからこそ、セラピストは早い段階で患者さんにとってネガティブな要因を改善するように介入する必要があります。
このセミナーでは、そんな介入方法をベースに、肩関節疾患を3000症例以上みて分析したデータから、最適化された介入方法をお伝えします。
もし、あなたが次のことで悩んでいたり、疑問に思っているのなら、ぜひセミナーにご参加ください。
・痛みの管理をしながらの介入が苦手
・痛いと言われるのが怖くて、ついつい介入の手が止まったりやりたいことができない
・関節可動域を拡大したいが、痛みの部位が特定できずプログラムが進まない
・痛みがあっても動かした方がいいのはわかるけど、どのくらい動かしたらいいか不安
・患者さんの訴える不安と実際の関節の状態について、ちゃんと説明できるようになりたい
・なんとなく時間の経過とともに良くなっているから、実際どうなっているかなどの説明がうまくできない
・この時はこうしたらいい、こういう際はあれをすると効果的だ!
みたいなテンプレートのようなものが知識として欲しい
・すぐにいい反応が得られる介入方法が欲しい
・100°くらいまでは屈曲も外転も動かせるようになるけど、その先の動きがなかなか出せない
・肩関節の回旋って、セカンドポジションとかサードポジションがあるけど、
どのポジションができるようになるといいのかわからない
対象疾患は主に整形外科的問題のある肩関節ですが、考え方や介入方法は脳血管系疾患の肩関節痛にも応用できます。
講義内容
(7/16 )
・肩関節の基本知識
:構成要素(骨、軟部組織)〜関節構造と臨床上における重要ポイント
・関節の動きにおける注意点と臨床における必要ポイント
・肩関節の各ポイントごとの痛みに対する考え方とロジック
(7/23 )
・評価方法
:フルカンテスト
エンプティカンテスト
ベアーハグテスト
ホーキンスケネディテスト
ドロップアームサインテスト
ニアーサイン
リフトオフテスト
ベリープレステスト
サルカスサイン
クランクテスト
ヤーガソンテスト
腋窩神経伸張テスト
TLテスト
広背筋伸張テスト
※全ての評価方法をやると時間が足りないので、セミナーに参加いただいた方の現状の担当している患者様の状態などをお聞きした上で、必要項目をお話しする予定です。
(7/30)
・介入方法
肩関節上方の痛みに対する介入の考え方とアプローチ
ローテータカフアプローチ(肩甲胸郭関節アプローチ)
肩関節前上方の痛みに対する介入の考え方とアプローチ
肩関節外側の痛みに対する介入の考え方とアプローチ
肩関節後方の痛みに対する介入の考え方とアプローチ
胸鎖関節、肩鎖関節アプローチ
肩甲上腕関節アプローチ
症例ノート