解剖学に基づいた股関節の理学療法〜股関節痛症例のどこを診て、何を治すか
<セミナー概要>
「変形性股関節症 診療ガイドライン」によると変形性股関節症の有病率は1〜4.3%であり
、本邦での患者数は約120万人以上と考えられています。
運動器リハビリテーションにおいて多く遭遇する疾患でありながら、その適応と診断について未だ議論がある関節疾患です。
寛骨臼形成不全を背景とする変形性股関節症では、不安定な関節構造であり、股関節の支
点形成に多くの軟部組織が関与しています。
更にFemoroacetabular impingement syndromeを背景とした軟骨損傷では、特徴的な骨形態以上を有しながらも、未だ診断がつかないまま、症状が継続してしまう患者さんが多くいらっしゃいます。
このような股関節治療をどうすればいいのか?
患者さんの多くが疼痛を訴える部位は鼠径部、大転子部、臀部とその周辺であり、軟部組
織由来の疼痛であれば、我々セラピストの治療が適応ということになります。
まずは、何をすれば、どこが、どのように、痛いのか?という疼痛発生機序を評価する必
要があります。これにより「どこを診るべきか」を明確化します。
そして、どうすれば痛みが軽減されるのか?という疼痛軽減操作を確認する必要がありま
す。そうすることで「どう治すべきか」が決定されます。
加えて、この疼痛発生機序を理解するためには解剖学的視点とバイオメカニクス的視点の
双方が必要となります。
どちらか一方だけではいけません。
そして疼痛発生のトリガーとなっている軟部組織を同定するための触診技術が必要不可欠
となります。
トリガーとなる組織が同定出来れば、その組織と周辺組織の機能的・解剖学的構造を正常化させることで多くの場合、症状の改善へ導くことが出来ます。
このような視点で股関節疾患を診ていくことが本質的であり、効果的な治療へ繋がります。
今回のセミナーでは臨床での思考プロセスをこれら「解剖」と「技術」の両面から深堀り
してお伝えできればと考えています。
実技セミナーならではの臨床に直結する「臨床的思考」と「技術」を学んで頂きます。
開催日程
日時: 2023/07/01 (土) 14:00 - 19:00
参加費: 外部決済 講師: 小野志操
セミナーに関するお問い合わせ
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講師プロフィール
■資格・学位 理学療法士 専門理学療法士(運動器) 整形外科リハビリテーション学会上級指導員(認定AAA) 健康科学修士(畿央大学) ■所属学会 日本運動器理学療法士学会 日本肩関節学会 日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会 日本股関節学会 日本整形外科超音波学会 日本人工関節学会 日本臨床スポーツ医学会 整形外科リハビリテーション学会 理学療法科学学会 関西肩コラボレーションミーティング
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