セミナー概要
投球障害肩に対する運動療法として、投球フォームの修正や下肢・体幹などからの運動連鎖を踏まえたアプローチの重要性が広く述べられています。
しかしながら、投球動作における疼痛が肩に存在する以上は、そこに何らかの病態が存在するはずであり、ここのアプローチなくして良好な治療成績は望めません。
実際、日々の臨床においても肩の機能低下が残存しているがゆえに完全なる競技復帰までに至らず、指導者やトレーナーからの依頼にて受診される選手を多く経験します。
では、肩の機能が改善しないと、なぜ完全復帰できないのか…?
完全復帰するためには何をどうするべきなのか…?
これらに対する答えとして、投球障害肩の病態を機能解剖学的な観点から捉えるとともにエコー研究の結果も交えながら、その運動療法について解説していきます(実技あり)。