足関節・足部に対する評価と治療
〜運動器における急性疾患と慢性疾患の考え方〜
整形外科疾患は、大きく外傷後や術後早期の急性疾患と、変形性関節症やスポーツ障害などの慢性疾患に分けられます。
急性疾患では、いかに最小限の拘縮や筋力低下に抑えることができるかどうかで、ADLやスポーツへの復帰時期が変わりますが、組織損傷による修復を考慮した治療展開が必要であり、骨や軟部組織がどのように修復するのかを理解し段階的に治療することが重要です。
一方、慢性疾患では、疼痛コントロールが主体になることが多いと思います。
炎症に伴った疼痛は、原則安静や投薬が主体になりますが、機械的ストレスに伴う疼痛は、運動療法やトレーニングを主体とした治療が効果的です。
さらに、そのストレスがどのように加わったのか、疼痛が増悪もしくは軽減する現象を評価することが重要ですが、そこから導き出される改善方法のプロセスは、幾つも考えることができます。
整合性のあるプロセスであれば、どれも正解かと思いますが、我々はどのプロセスを選んで治療展開することが改善の近道になるのか。
そこに解剖学や運動学が必要になるわけです。
本講義では、足関節、足部をテーマに行いますが、この2つは密接に関係するため、それぞれの疾患を考える上で、併せて評価、治療を行う必要があります。
外傷や有痛性疾患を題材にしながら、評価、治療方法について実技を交えながら提示させて頂きます。
開催日程
日時: 2023/02/25 (土) 14:00 - 19:00
参加費: 外部決済 講師: 中宿伸哉
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講師プロフィール
整形外科リハビリテーション学会 理事 特別上級指導員(認定AAA) ●執筆 「標準理学療法学 骨関節理学療法学」 医学書院 (共著) 「関節機能解剖学に基づく整形外科運動療法ナビゲーション 上肢・体幹、下肢」 メジカルビュー (共著) 「極める変形性膝関節症の理学療法」 文光堂 (共著)
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