【感覚鈍麻・重度鈍麻だからといってあきらめない!残存能力を最大限に生かそう!】
【次のようなケースでは、どのような感覚検査を行っていますか?】
臨床では、運動機能に問題がなくても
・物をうまく掴めない
・強く握り過ぎてしまう
・道具をうまく使えない
というケースを経験することがあります。このようなケースに対して、どのような感覚検査を行っているでしょうか?
【感覚鈍麻・重度鈍麻だからといって、諦めてしまっていませんか?】
また評価の結果をどのよう解釈しているでしょうか?感覚鈍麻あるいは重度鈍麻だからといって、すぐに諦めてしまってはいないでしょうか?
セラピストが簡単にあきらめてしまえば、患者様の可能性を潰してしまう場合もあるので、可能性をあきらめず、常に方法を模索する姿勢を大事にしたいものです。
【残存している感覚・知覚を最大限に動作に生かす】
それでは残存している感覚・知覚を動作に生かすにはどうしたらよいのでしょうか?
手の感覚・知覚障害があると以下の問題が生じます。
・手の知覚による探索、識別が困難
・適切な手のフォームで把持できない
・把握し続けることが困難
・把握した物体を落としてしまう
・過度に力を入れて把握する
・把持力をコントロールできない
・手の中の物体を操作できない
・把持した道具が使えない
このような動作障害の原因を推測したうえで、知覚から問題の原因を掘り下げ、手の知覚の役割について理解していきましょう。さらに書字や道具操作の練習方法について一緒に考えてみましょう。
本研修会の演習を通して、感覚・知覚の側面から手の動作や動作障害について分析・解釈し、臨床に活かす方法を学んでみませんか?
目次紹介)
1.テクスチャーを感じるときになぜ手を動かすのか?
―手の動きと識別の関係とは
2.手の中の物体を繰り出す時、手は何を感じている?
―手は動くものを感じている
3.把握フォームが崩れると手の知覚が活かせないのはなぜ?
―知覚と手のフォームの関係とは
4.触覚が鈍くなると、なぜ過剰な力を入れて物体を把握するのか?
―把持力のコントロールとセーフティマージンの獲得
5.触覚入力と固有感覚への入力、間違っていませんか?
―触覚と固有感覚の関係とは
6. 把握に必要な知覚を調べる方法とは?
7. ペットボトルのキャップを締めるとき、手は何を感じている?
―手が感じている貫通触とは
8. 道具を使うとき、手は何を感じているのだろうか?
―道具の操作に必要な知覚ー表面触・遠隔触とは
9. 知覚から道具操作の練習方法を考えてみよう
―練習課題の工夫と段階づけとは
開催日程
日時: 2022/08/28 (日) 09:00 - 12:00
参加費: 外部決済 講師: 中田 眞由美 先生
留意事項
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講師プロフィール
【著書】 2019 新 知覚をみる・いかす-手の動きの滑らかさと巧みさを取り戻すために-(共著).協同医書出版社 2013 手を診る力をきたえる(共著).三輪書店 2006 作業療法士のためのハンドセラピー入門(共著).三輪書店など
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