セミナー概要
<セミナー概要>
通常の視力検査で行われるのは「遠くの小さいもの見る力」という、数多くある視覚機能の内の1つを調べているにすぎません。
視覚機能に異常があると、全身の緊張、姿勢代償、行動の遅延、痛みや不調など様々な問題が生じます。
眼からどんなことがわかるのか? 視覚にセラピストが介入することでどの様な変化が起きるのか? 眼だけではなく、体を全体システムとして考えるべき理由 などを色々な臨床の実例と合わせてご紹介させていただきます。
『コース1 ・ 解剖・眼位・眼球運動』
視覚に関する最低限の基礎的な知識、両眼の位置のバランスの評価、眼球運動の種類ごとの特性と治療介入への活用方法などを学びます。
<主な内容>
・眼球、眼の筋肉、神経の解剖学
・眼球運動
・脳からの下降路と脳への上降路、意識できる経路と意識できない経路、それらの役割と入力の種類
・眼を動かす筋肉の6本の外眼筋の単眼での作用と両眼での目的別作用
・眼位の測定(カバーテスト、ヒルシュベルグ法、マドックス法、ポラテスト)
・視覚経路
・視覚機能
・その他
< 日時 >
10月1日(土) 9:30~12:30
『コース2 ・ 空間認知、測定認知の不良による緊張や痛みの改善』
オプティックフローや空間の認知のエラーにより痛みや緊張が生じます。肩や腰などの痛みに対して視覚からどのように感覚入力をして改善に導くのかを学びます。
<主な内容>
・空間認知とは
・運動と空間認知の関係
・周辺視
・奥行き知覚の手がかり
・両眼視不良の問題
・抑制
・中心感覚
・感覚情報の不足による緊張と重心制御不全
・左右特異性
・評価と介入エクササイズ
・その他
< 日時 >
10月1日(土)13:30~16:30
『コース3 ・ 体性感覚・前庭・視覚の協調』
体性感覚・前庭・視覚は協調して姿勢や運動を制御します。呼吸や固有需受容感覚なども含め、視覚が働きやすい状態へのアプローチを学びます。
<主な内容>
・感覚の重み付け
・姿勢制御
・深部感覚とリファレンスセンター
・背外側系と腹内側系
・運動の発言様式
・頚部頭蓋複合体
・前庭反射の応用
・頸椎の運動学
・セントラルパターンジェネレーター
・その他
< 日時 >
10月2日(日) 9:30~12:30
『コース4 ・ リラクゼーション(ダイナミック・スタティック)』
緊張しないで!リラックスして!と言われても、できないから困ってるのです。視覚性の緊張や全身の緊張が起こるメカニズムとコントロールする方法を学びます。
<主な内容>
・自律神経の状態と対光反射
・まばたきのタイミングや回数が教えてくれること
・眼のインピンジとインスタビリティ
・眼の外転と身体の外転動作のリンク
・無意識の心の作用
・感情の必要性
・事実と真実の違い
・近見反応
・調節
・セントラルフィクセーションとエキセントリックフィクセーション
・シフティング
・ダイナミックリラクゼーション
・コントラスト感度とパーミング
・その他
< 日時 >
10月2日(日)13:30~16:30
<定員>
各コース 20 名
< 受講料 >
各コース 12,000円
<対象>
・PT、OT、AT、柔道整復師、鍼灸師、パーソナルトレーナー、インストラクターなど健康に関わる全ての方
・学校の先生など、教育に携わる方
『会場』
場所:I STUDIO
富士市吉原5-6-28
お車でお越しの方:富士ICより約3分
新幹線でお越しの方:新富士駅
(新幹線でお越しの方は送迎を承ります)
問い合わせ先:露木めぐみ ( megutsunn11@gmail.com )
実際の評価から治療内容見せていただけたらうれしかったです。