術前に私たちにできることは何でしょうか?
そこが明確になっていれば、術後の成績が変わってきます。
また当然ながら術後の関わり方次第でも、予後が良くもなれば悪くもなります。
患者さんは担当セラピストを選べないので、ここの関わり方を担当するなぜ療法士が画像を読む必要があるのか?
それは今まで気づかなかったリスク、機能障害の想定できる場合が多々あるからです。
評価の精度が確実に向上し、やるべきことが明確になれば、自信を持って治療方針を決めることができるようになります。
明確さは『力』です!!
どのセラピストでも
「たぶんこうかな」という曖昧な評価をしていたセラピストから、「なるほどこれで間違いなさそうだな」という明確な評価ができるセラピストへと変貌できる可能性がある。
それが運動器画像を読むスキルです。
MMTや疼痛誘発テスト等の諸々の検査も大切ですが、画像が持つ情報は正確かつ豊富であり、これの情報を臨床推論で活用しない手はありません。
ところで、画像から療法士が必要とする情報は、器質的な診断や治療方針の選定を目的とした医師の情報とは大きく異なります。
療法士は、運動機能評価と治療という視点から、組織の癒着、滑走性、関節運動、筋力などに影響を与えるであろう組織を想定するために画像を読む必要があります。
こういった療法士にとって必要かつ実践的な知恵は、臨床現場で常日頃から意識して画像を見ているセラピストからしか学ぶことはできないでしょう。
療法士が必要な画像の読み方は、療法士から学ぶのが鉄則なのです。
リハで読むべき運動器画像を出版されている瀧田勇二先生から学ぶことは、まさに皆様にとって最適だと思います。
【講義概要(予定)】
【画像読影の基礎】
なぜ療法士が画像を読むのか
療法士にとっての画像の位置づけ
診断ではなく“運動機能評価”としての画像の読影
【各種機器の種類と特徴】
基本はやっぱりレントゲン
CTの“空間分解能”について
MRIの“コントラスト分解能”について
【今日こそMRIを理解しよう!】
まずは“共鳴”と“緩和”について理解しよう
“T1強調画像”と“T2強調画像”を理解しよう
“低信号”と“高信号”の意味を理解しよう
MRIその他の画像①(T2*強調画像、脂肪抑制画像、プロトン密度強調画像)
MRIその他の画像②(拡散強調画像、FLAIR画像)
【読影のポイントと臨床への応用】
診断ではなく“運動機能評価”としてのX-pの読影
静的安定化機構の破綻をX-pで読む
動的安定化機構の破綻をX-pで読む
脊椎の不安定性をX-pで読む
荷重時痛をMRIで読む(骨挫傷)
筋の痛みをMRIで読む(筋ストレイン、筋挫傷、他)
関節不安定性をMRIで読む(靭帯損傷)
運動時痛をMRIで読む(腱の損傷・脱臼・変性)
関節周囲の長引く痛みをMRIで読む(滑液包炎)
疼痛と関連する脂肪叢をMRIで読む(脂肪叢炎)
四肢の痺れや疼痛をMRIで読む(末梢神経障害)
その他、多数の画像を提示して解説します
開催日程
日時: 2022/02/13 (日) 09:00 - 12:00
参加費: 外部決済 講師: 瀧田 勇二 先生
留意事項
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講師プロフィール
瀧田勇二先生 (白金整形外科病院 理学療法教育部長 ) 平成医療専門学校(現:平成医療短期大学)卒業 国際医療福祉大学大学院 修士課程修了 白金整形外科病院 理学療法教育部長 <著書> リハで読むべき運動器画像
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