我々に必要な人間力とは?身体の専門家としての本質を磨くための書籍のご紹介

医療従事者やトレーナー、インストラクターなどヘルスケア業界で活動する我々にとって「心技体」を高めることは重要ですが、多くの人は専門的知識や技術の習得に対する比重が大きくなり、「心」の部分が疎かになっている方が多い印象を私は受けます。IoTの進化により、劇的なスピードで社会の流れが変わっていく時代の中で、我々は何を学び、何を考え、どのように行動すればよいのでしょうか?

AIが今後もたらす社会への影響として、10~20年後に日本の労働人口の49%がAIやロボットに代替されるとの予測が出されています。我々の業界に与える影響として姿勢分析などは、AIが瞬時に判断し、評価から最適なプログラム立案まで行うようになるでしょう。

時代の流れに逆らうことはできません。むしろ流れを読み流れに乗ることが重要です。AIやロボットが苦手とすることで我々にしかできないことはなにかを考え、今からその能力に磨きをかけることが重要となってきます。その能力とは「コーチング」と人と人の感情が入った繋がり、専門家や異業種との連携するための「コミュニケーション」です。その基盤に来るのが「人としてどうあるべきか」ではないでしょうか?

その本質をついた私がおすすめする書籍を3冊ご紹介いたします。

1) 論語と算盤 (渋沢 栄一 著)1) 論語と算盤 (渋沢 栄一 著)

明治期に資本主義の本質を見抜き、約470社もの会社を成功させ、後に「日本資本主義の父」「実業界の父」と呼ばれた人物です。孔子とその弟子たちの言行録である論語を読み解き、「人はどう生きるべきか」「どのように振る舞うのが人として格好よいのか」の教えを実業の世界に植え込んでいった。グローバル化の影響もあり、実に多様化した価値観がある中で、まさに日本人が原点に帰るための教科書になるのではないでしょうか。文中に出てくる、正義、廉直、義侠、敢為、礼譲などはとても日本人らしいと感じるところです。

2) 1坪の奇跡 (稲垣 篤子 著)

40年以上行列がとぎれない吉祥寺「小ざさ」の味と仕事について書いた一冊。
人は目先の利益を取りがちです。長期的な視点で見れず、目の前の事象を点でしか見れてていないから、または自分の見たいようにしか見ないからブレてしまうのです。
稲垣さんから見た最近の大人たちは、「最初から壁にぶつかるのを避けているように見えるし、怖くてもなんでも、思い切りぶつかって、転んだらまた起き上がればいい」とありました。日々起こる出来事をどのように捉え、何を選択すれば最善なのか、ヒントが多く散りばめられた一冊ではないでしょうか。

3) 成功と失敗の法則  (稲盛 和夫 著)


京セラ、KDDIの両社合わせて5兆円規模の企業へ躍進させた実業家「稲盛氏」の体験をもとに語った一冊です。
なぜ、成功する人と失敗する人がいるのでしょうか?人生には原理原則があり、そこからズレた時、間違った選択をしたり、失敗にしたりする。そんな教えがたくさん書いてあります。
例えば、「豊かさは足るを知る」「利他の心」「仁・義・礼」などまさしく原理原則です。何かに迷った時、不安な時、逆にうまくいっている時など読むことをお勧めします。

← トピックス一覧に戻る