痛みのエキスパート田中創氏によるコラムシリーズがスタート!

今回より、田中創氏による「痛み」にフォーカスしたコラムを連載していただく。田中氏は疼痛に関する国内外の学会に所属し学術活動も豊富で全国各地において積極的に講師としてセミナー活動も行っている。
(⇒田中氏のプロフィール詳細はこちら)

理学療法士や柔道整復師、鍼灸師などの医療従事者の向かい合ってる患者のほとんどが痛みを抱えているのではないだろうか。また、トレーナーにおいてもクライアントが痛みのためにパフォーマンスを発揮できないケースを経験している人も少なくないだろう。

このように、われわれは痛みに対応する場面が非常に多いにもかかわらず、痛みについて専門的な教育を受ける機会は非常に少ない。
そこで今回より、痛みの専門家である田中氏より、我々が少しでも痛みに対しての知識と理解を深めるよう、複数回に分けて解説していただく。

概要を下記に示すので、参考にして下さい。なお、内容は変わることがあります。

1. 痛みの捉え方の変遷

(1) 痛み治療の歴史 Part 1
(3) 痛み治療の歴史 Part 2
(3) 痛みの捉えかたの変遷〜近年の痛みの捉えかた〜

2. 痛みの伝導路

(1) 一次侵害受容ニューロン (Aδ線維・C線維)
(2) 二次侵害受容ニューロン (外側脊髄視床路・内側脊髄視床路)
(3) Pain matrix (疼痛関連領域)

3. 痛みの情報を識別する脳の役割

(1) 感覚的側面 (身体的な痛みの情報)
(2) 情動的側面 (痛みによる感情の変化)
(3) 認知的側面 (痛みの意義の認識・分析)

4. 慢性痛の神経メカニズム

(1) 慢性痛の神経メカニズム〜脳内身体地図の変化〜
(2) 感覚情報としての痛み (体性感覚野)
(3) Neglect-like symptoms (頭頂葉の機能不全)

5. 痛みの種類

(1) 侵害受容性疼痛
(2) 神経障害性疼痛
(3) 第3の疼痛 (認知性疼痛)

6. 痛みの評価

(1) 痛みに推奨される評価〜スクリーニングツールの活用〜
(2) 問診のポイント Part 1
(3) 問診のポイント Part 2

7. 痛みのManagement

(1) 関節痛のサブタイプ (初期評価時のClassification)
(2) Clinical Prediction Rules (臨床予測ルール) を用いた慢性痛の予防戦略
(3) Clinical Translation Frameworkの活用 Part 1
(4) Clinical Translation Frameworkの活用 Part 2
(5) 痛みの心理学〜疾患中心→患者中心→関係中心〜

8. 痛みを科学する

(1) 慢性痛の社会的問題
(2) 痛みを科学的に捉える上での問題点
(3) 痛みを科学するためのこれからの取り組み〜理学療法士の視点〜

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