セミナー概要

開催日程

  • 日時: 2024/05/26 (日) 14:00 - 17:00

    開催場所: オンライン

    【膝のリハビリ専門家によるACLの深堀り】

    肩とひざの整形外科でリハ部のトップとして活躍されている丹羽雄大先生に膝のリハビリを深堀りしていただくよう依頼させていただきました。

    肩とひざを専門としている整形外科では、どんなリハビリをしているのだろうと興味はないでしょうか?

    そこで今回はACL損傷に深堀りし、皆さんに今より基礎から応用まで学んでいただき、自信を持って担当できるようになっていただこうと思います。

    丹羽先生のリハビリの特徴は、機能解剖をもとにした理学療法です。

    機能解剖をもとにした理学療法のメリットは何よりも再現性が高いことです。

    知識を増やせば増やすほど、痛みや可動域制限の原因を突き止められる確率は高くなります。

    臨床成績が向上していくのは当然のことです。

    皆さんも丹羽先生と同じように、一つ一つ知識を積み上げていき、確実に成長していくことができます。

    今回はACL損傷について、基礎から応用まで学び、ACL症例を担当する際の不安を解消していただきます。

    ぜひ日頃の臨床で分からないことを解決する場としてご活用ください。

    ーーーーーーーー

    ■講義内容

    ◇ACL再建術後の理学療法の目標

    ◇ACLの解剖と機能
    ・Shape of ACL
    ・Bundles
    ・Direct insertion&Indirect insertion
    ・Mid substance&Fan-like extension fiber
    ・Attachiment(Tibia side)
    ・屈曲0°〜75°までのACLの動き
    ・膝関節角度による張力の変化

    ◇受傷機転
    ・教科書的な受傷機転
    ・非接触型の受傷機転
    ・ACLの破断強度
    ・スキーでの後方転倒(Phantom foot)
    ・接触型受傷によるACLへのストレス
    ・接触・非接触の違い
    ・ACL損傷のrisk factor
    ・2つのRe injury
    ・合併症①:Unhappy Triad(悲劇の三兆候)
    ・合併症②:骨挫傷(Bone Bruise)
    ・合併症③:二次的な半月板損傷
    ・合併症④:Ramp Lesion
    ・ACL損傷をするとどうなるのか

    ◇手術方法と特徴
    ・保存療法と手術療法の選択
    ・BTBとSTG
    ・STG法の創部
    ・術式による特徴
    ・骨孔とGraft
    ・Hamstringsの筋形態と収縮の特徴
    ・レッグカールにおけるポイント
    ・採取腱の再生について
    ・再建靭帯の治癒過程
    ・再建靭帯の強度変化

    ◇術前リハで狙うこと、気を付けること
    ・リハビリテーションの流れ
    ・ACL再建術後の成績が良いとは?
    ・術前リハの目的
    ・術前リハの注意点
    ・大腿四頭筋収縮時に脛骨粗面に生じるベクトル
    ・術後につなげる準備

    ◇術後早期からの出来ること、気をつけるべきこと
    ・復帰基準は健患比?
    ・介入前に確認しておくこと
    ・再建靭帯の設置角度と張力の関係
    ・VM萎縮のメカニズム
    ・Patella setting(ボール・タオルつぶし)
    ・ハーフシッティングスクワット
    ・パワーポジション
    ・運動復帰までの積み重ね

    ◇効果的なスクワットを会得するための評価とアプローチ
    ・ACLR後に獲得したいスクワット
    ・質の高いスクワットをできる状態にするために
    ・スクワットのmalalignment
    ・パワーポジションと重心の関係
    ・スクワットのmalalignmentの要因
    ・疼痛に対してのアプローチ
    ・patella周囲の疼痛:評価と膝蓋下脂肪体へのアプローチ
    ・鵞足付近の疼痛:創部由来の評価と筋バランスを考えたアプローチ
    ・膝外側の疼痛
    ・足関節由来のmalalignment〜脛骨の前傾不足による現象〜
    ・足関節周辺由来のmalalignment
    ・足関節周囲へのアプローチ
    ・重心位置の修正方法

    ◇骨盤周囲由来のmalalignment
    ・原因から考える骨盤後傾位という現象
    ・股関節可動域の評価とアプローチ
    ・脊柱可動性の評価とアプローチ
    ・股関節・骨盤・脊柱の連動の再獲得

こんな人におすすめ

留意事項

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講師プロフィール

◇略歴 2012年 中部学院大学リハビリテーション学部 卒業 2012年 医療法人慈和会吉田整形外科病院リハビリテーション科 入職 2021年 肩とひざの整形外科リハビリテーション部 入職 ◇講師著書・DVD等 臨床実習生・若手PTのための理学療法実践ナビ 運動器疾患編 運動と医学の出版社

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